まるで暗闇に浮かび上がるような、幻想的で独特な九州国立博物館の展示。
実はそんな数々の展示品の中に、猫の模型がちょこんと鎮座していたりします。模型を制作した人が猫好きだったからだそうですが、展示の中にあまりにも自然にたたずんでいるので違和感もなく、そこに猫がいるなんて気づかない人も多いかも。全部で3匹いるといいますから、猫を探して館内をくまなく見てまわるのも、もうひとつの楽しみになりそうです。
おみくじの色といえば、普通は白を思い浮かべる人が多いのでは?
しかし季節ごとにおみくじの色が違うのが、太宰府天満宮。白、ピンク、水色、若楠(わかくす)色の4色が約2ヶ月ごとに登場します。ちょうど色の変わり目のときにはおみくじを結ぶところがカラフルに彩られて、見る人を楽しませてくれます。なお、境内には6000本もの梅の木がありますが、生育が悪くなるので木には結ばないように注意しましょう。
太宰府天満宮の境内には、座った牛の銅像がそこかしこに見られます。この牛たち、ただ怠惰だから座り込んでいるのではありません。菅原道真公がお亡くなりになったとき、遺体を牛車で京都まで運ぶその道中に、突然この場所で牛が座り込んで動かなくなってしまいました。そのため人々は、この地に公が選んだ場所として本殿を置き、公の遺体を安置。つまりここは休息の場なので、今でも牛たちはのんびりと座っているのです。