エア・カナダを利用すると、オンタリオ州内の移動もとても便利で簡単。たとえば首都オタワへも、日中ほぼ1時間おきに運航しており、ほんの1時間でアクセスが可能です。オタワには優美な国会議事堂をはじめ、国立美術館やカナダ文明博物館など、文化的な見どころがとても豊富。伝統の市場バイワード・マーケットの散策も楽しみです。

 また、市内を流れるリドー運河でのスケートもお忘れなく。ここはユネスコの世界遺産にも登録されている歴史的水路。冬は固く凍りつき、ダウンタウンから7.8キロにもわたるスケート場へと変身します。この長さは世界最長の天然スケートリンクとしてギネスブックにも認定されるほど。スケート用のレンタルシューズもあるので、オタワの人々と一緒に凍った運河にでて、街を眺めながらのんびり滑ってみませんか。2010年2月5日から21日には、このリドー運河をメイン会場にした冬祭り「ウィンタールード」が行われ、ダウンタウンがひときわ賑やかに

 トロントからさらに、お隣のフランス語圏ケベック州まで足を延ばしてみるのもおすすめです。たとえば人気が高い、古都ケベック・シティへ。17世紀のフランス人入植以来、北米におけるフランス文化の中心的役割を果たしてきた街で、石畳の旧市街には古き良きヨーロッパの趣が漂います。

 2010年1月29日から2月14日には、北米最大級といわれる冬祭り「ケベック・ウィンター・カーニバル」も開催され、旧市街全体がお祭り会場に。氷の彫刻展示や様々なショー、雪の遊園地でのアトラクションなど、子どもから大人までたっぷり遊べます。

 あるいは、カナダ第2の都市で、とびきりファッショナブルなモントリオールへ。人気のブティックでショッピング、おしゃれなカフェやレストランで本格的なフレンチを。こちらでも冬の間は街をあげての雪まつり「フェテ・デ・ネージュ」をはじめ様々なイベントが予定されています。

 カナダの東部、セント・ローレンス湾には毎年2月、流氷とともに25万頭のハープシール(タテゴトアザラシ)がやってきて、一斉に出産をします。生まれたての赤ちゃんは、真っ白な産毛に包まれて、まるでぬいぐるみのようなかわいらしさ。ケベック州のマドレーヌ島では、この赤ちゃんを見に行くツアーが行われており、動物ファンに大人気です。

 ツアーでは、島からヘリコプターでアザラシの群がいる流氷原まで飛び、その上に降り立ちます。実際にフワフワの赤ちゃんに近づいたりそっとなでたりすることもできます。間近で見るその姿は、思わず抱きしめたくなるほどの愛らしさです。ツアーが行われるのは赤ちゃんの白い毛皮が灰色に変わるまでの約3週間のみ。トロントからマドレーヌ島には、モントリオール経由でアクセスすることができます。


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