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海外教育旅行メールマガジン 9月号 | ![]() |
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ホテルの高い稼動率、燃油サーチャージに伴う渡航費用上昇など、海外教育旅行を取り巻く環境は、刻々と変化しています。ハワイは、従来のような大量の学生による修学旅行先としてだけでなく、
小グループ分けにした特殊性のある学科や専攻、あるいは専門学校の研究対象となる素材が多いことでも知られるデスティネーションです。これまで、
テーマ研修素材のひとつとして、ハワイ独自の歴史を代表する施設をいくつか紹介してきましたが、まだまだご紹介しきれない歴史的建造物が数多くございます。
例えば、オアフ島のダウンタウンは、ハワイならではの歴史を物語る建造物が、至近距離に点在しています。 ハワイはその史実、歴史が口伝え(口承)されてきたことから、インターネットなどで検索できるアーカイブ文献は多くありません。史実をたどる原本・書物・展示物を、 実際に目の前で体験できる場所をご紹介します。 ![]() |
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ワイ・プランテーション・ビレッジは、オアフ島のワイパフにある野外博物館。砂糖キビ産業が全盛だった20世紀初頭、日本や中国をはじめ、ポルトガル、プエルトリコ、韓国、およびフィリピンから、
数多くの人々がハワイへとやってきて、砂糖キビのプランテーションで働きました。ここでは、彼ら移民労働者たちの住居のほか、床屋、公共浴場、ガレージ、商店、事務所、付属診療所、会議場なが、5エーカーの広大な敷地の中に再現されています。 移民たちの家には、多くの人々から寄付された往時の家具や写真、衣服などが、実際に使われていた時と同じように置かれています。日本人集落には相撲の土俵が備えてあったり、 家には布団があるほか、ポルトガル人の家にはパンを焼くかまどがあり、コーヒー好きなプエルトリコ人の家には、コーヒーの木が植えてあるなど、集落や家によってお国柄が強く表われているのが興味深いところです。 ハワイは、彼ら移民労働者の生活や文化を吸収し、混じり合うことで、新しい多文化的社会を創造してきました。20世紀初頭のハワイを旅して「本当のハワイ」を体験し、ハワイのルーツを探りましょう。 開館時間は月〜金曜日が9時〜15時、土曜日が10時〜15時。料金は大人10ドル、ユース(5〜17歳) 4ドル。日本語ガイドもあります。 |
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ミッション・ハウス博物館は、ハワイ最古の教会「カワイアハオ教会」や市庁舎など、歴史的な建物が立ち並ぶ、ホノルルのダウンタウンの一角に佇んでいます。
ここは初期ニューイングランド文化の一端を垣間見ることのできる、ハワイでも数少ない博物館。その上、19世紀初頭の様子も窺うことができるのが特徴です。 1820年に6ヵ月間の航海の末、ニューイングランドからハワイに到着した宣教師たち。ミッション・ハウス博物館は、この時代に建てられた宣教師たちの住居、作業場、 倉庫の一部を保存したものです。宣教師の故郷ボストンから木材を運んで建てられた住居は、現在残っているハワイ最古の木造建造物です。 文字が存在しないハワイに印刷機を持ち込み、言葉を初めて文字にするなど、宣教師たちはキリスト教の布教だけでなく、ハワイの近代化にも大きく貢献しました。また、 彼らの妻はハワイの女性たちにアメリカンスタイルのパッチワークを教えました。その結果、1870年頃にはハワイアン・キルトの手法が徐々に確立されていきました。 こうした歴史もあり、 ミッション・ハウス博物館では毎年、ハワイで最も由緒あるキルト展が開催されています。
ミッション・ハウス博物館の開館時間は、火〜土曜日10時〜16時(祭日は休館)。日本語ガイドツアーは、水曜日の10時30分と14時30分、金曜日の14時30分となっています (それ以外のお時間をご希望のお客様、グループでのお客様はご予約下さい)。 料金は、大人 10ドル、学生(6歳〜大学生) 6ドル。 |
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クイーン・エマ・サマーパレスは、カメハメハ大王の孫にあたる4世と、その妻エマ王妃、そして幼少のアルバート・エドワード王子が過ごした夏の離宮です。
建物はハワイでは現存するものが少ないギリシャ風リバイバル様式で建てられています。 クイーン・エマ・サマーパレスでは、エマ女王が愛用した家具調度品の数々が往時の面影を今に伝えています。ベットやゆりかご、タンス、椅子、テーブル、飾り戸棚など、 コア材を用いた家具は、隅々に至るまで見事な彫り物や細工が施されています。また、寝室はおだやかな色彩のハワイアン・キルトで彩られ、明治天皇から王族に贈られた品なども展示されています。 1836年に誕生したエマ王妃は、カメハメハ1世の顧問だったイギリス人、ジョン=ヤングの孫娘。英国の血が4分の1入っていることもあり、 カメハメハ4世との結婚式は英国教会の牧師により執り行うなど、かなりの英国びいきでした。クイーン・エマ・サマーパレスには、結婚の際に英国のビクトリア女王から送られた食器棚や食器なども展示されています。 エドワード王子は4歳で亡くなり、カメハメハ4世も後を追うように亡くなってしまい、エマ王妃は27歳で未亡人となってしまいました。そのため、 王妃は家族の思い出が詰まったこの夏の離宮を愛しました。エマ王妃が愛したクイーン・エマ・サマーパレスで、王族を偲び、歴史を肌で感じてみてください。開館時間は、 日〜土曜日の9時〜16時(主な祝日は休館)。料金は、大人6ドル、子ども1ドルとなっています。 |
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