非対面のファクタリング

本来は、決済期限まで待たないと資金化できない売掛金を、業者に買い取ってもらうことで素早く資金化する方法を「ファクタリング」と言います。

金融機関の融資より、審査がかなり柔軟で資金化に成功しやすいうえ、利用後信用情報に影響がないことなどで支持を得ており、中でもネット環境さえ整っていれば、オフィスや現場で日常業務をこなしながらでも資金調達できる、オンラインファクタリングの利用者が増加しているそうです。

ただ、ファクタリングサービス自体、まだ利用したことがないという方いるなか、オンラインファクタリングという選択肢がさらに増えたことで、どのサービスを使えばよいのかまったく見当がつかない、というケースもあるはずです。

そこで今回は、「調達所要時間」「調達可能金額」「手数料」などといった、ファクタリングサービスとしての基本情報はもとより、使いやすさなどを総合し資金調達するなら候補に入れておきたいオンラインファクタリングを、10社厳選して紹介します。

出典:総務省テレワーク・オンライン出典:中小企業庁国内オンライン型ファクタリング概況出典:オンラインファクタリング協会

来店不要!完全非対面でオフィスにいたまま資金調達できるオンラインファクタリング10選

目次

まずは、今回紹介していくオンラインファクタリングの概要や特徴を、一覧表にまとめてみましたので、簡単に確認してみましょう。

サービス名 オンライン完結 資金調達所要時間 個人利用 調達可能金額 手数料 特徴
PMG 可能 最短即日入金対応 2者間・3者間ファクタリング 制限なし 2%~ オンラインで手続き・契約完結可能。審査通過率98%を謳っている。公式サイトにてスピード査定の利用もできる。
QuQuMo online 可能 入金まで最速2時間 2社間取引 制限なし  1%〜14.8% オンラインでの手続き・契約完結に特化していて入金スピードが速く、少額売掛債権の買取にも対応している(買取限度額なし)ため、個人業者の利用も多い。
入金QUICK 可能 最短2営業日 2社間取引 30万円~上限なし 0,5%~3,8%(支払期日が30日以内の場合) SBIグループが運営する請求書管理システムに組み込まれたファクタリングサービスで、支払期日の長さによって手数料が変化するのが特徴。
資金調達Pay 可能 最短1日 2社間取引 最大2億円 2%~ 請求書をスマホで撮影し送るだけと、手続きの容易さで定評のあるファクタリングサービス。ただし、法人限定で個人は利用できない。
日本中小企業資金サポート機構 可能 振込まで最短3時間 2社間・3社間ファクタリング 制限なし 1.5%〜10% 中小企業や個人事業主のサポートを目的とした非営利団体運営のため、手数料を抑えつつも審査通過率は高め。
ビートレーディング 可能 最短2時間で入金 2社間・3社間取引 制限なし 2.0%~12.0% 取引実績が月間800件を超えることもある、業界屈指の人気ファクタリングサービスで、スピード審査&入金が持ち味。
ペイトナーファクタリング 可能 着金まで最短10分 2社間取引 1万円~25万円(初回) 一律10% 個人向け・小口取引メインのファクタリングで、取引回数や審査状況に関わらず、手数料が一律10%なので利用後の事業計画を立てやすい。
エスコム 可能 最短申込当日 2社間取引 30万円~1億円まで(要相談) 5%〜12% 創業20年の実績を持つ業界では古株と言えるファクタリングサービスで、幅の広い資金能力が評価されている。
ラボル 可能 最短60分の審査完了後に即日振込 2社間取引 制限なし 一律10% 手続きの簡素化で効率的な資金調達を実現した、個人事業主・フリーランス向けのオンライン型・少額取引メインのファクタリング。
アクセルファクター 可能 最短2時間で入金可能 2社間取引 数万円~1億円
2,0%~ 未回収リスクが高くなることで他社が敬遠する、支払期限が最長6か月先の売掛債権まで買取している。
トップマネジメント 可能 最短申込即日の着金可能 2社間取引 30万円〜最高3億円 3.5%~12.5% 他業種・他業態に対応できる、多彩なファクタリングサービスを提供しており、見積書・受注書・発注書ファクタリングも可能。

次項からは、わざわざ店舗に来店したり、担当者の訪問してもらって対面面談することなく、googlemeetなどのオンラインでの申し込みはもちろん、審査・契約まで完結可能なオンラインファクタリング10社の詳細と、それぞれを利用する方法・手順について、解説いたします

「PMG」はオンラインに加えて無料コンサルティングもあり

PMG画像
サービス名 PMG
運営会社 ピーエムジー株式会社
運営会社所在地 東京都新宿区西新宿2-4-1新宿NSビル25F
電話番号 0120-901-680(通話料無料)
営業時間 平日8:30~18:00
調達可能金額 ~2億円
取引形態 2社間・3社間ファクタリング
対応エリア 全国
オンライン対応 可能
資金化所要時間 最短即日
公式HP 【公式】PMGの詳細はこちら

PMG株式会社は、ゼネラルリサーチが実施した2019年度の企業イメージ調査において、「顧客満足度」「対応スピード満足度」「スタッフ対応満足度」の3部門で第1位を獲得するなど、信頼性の高いファクタリング業者として評価されています。

特にオンライン対応に力を入れており、すべての手続きを非対面で完結できるため、遠方に住んでいる方や忙しい事業者でもスムーズに利用が可能です。

申し込みから契約、買取代金の入金までをオンラインで即日入金対応のファクタリングをしており、最短で即日中の資金調達も実現します。この利便性の高さから、法人だけでなく個人事業主にとっても頼りになる選択肢となっています。

サービス内容も充実しており、秘密保持を重視した2社間ファクタリングと、コストを抑えたい場合に適した3社間ファクタリングの両方を選択可能。

さらに、資金化可能な買取金額の範囲が50万円から2億円と広いため、事業規模や業種を問わず利用しやすいのも特徴です。

審査に必要な書類は、申込書、通帳のコピー、成因証書(請求書や注文書など)の3点のみとシンプルです。

また、公式サイトではスピード査定のサービスを提供しており、オンライン上で手軽に買取金額の目安を確認できます。

なお、東京・大阪・福岡に拠点があるため、対面での相談を希望する場合も対応可能ですが、オンライン手続きのスムーズさを活用すれば、来社不要で迅速な資金調達が可能です。

PMGは、スピードと柔軟性を求める事業者にとって非常に魅力的なファクタリング業者です。

PMGでオンライン完結する場合の流れ・手順

PMGにてオンラインファクタリングを進める流れ・手順は、以下のようになっています。

PMGの利用手順
  • STEP1
    申し込み
    PMGの公式HPにアクセスし、必要書類をインターネット上でアップロードをして申し込む。
  • STEP2
    登録
    代表者の確認ができる本人確認書類(運転免許証など)を提出する。
  • STEP3
    見積もり結果通知
    審査により買取可否が決定される。
  • STEP4
    審査・契約・送金
    書類不備がなければ1営業日など24時間以内で見積もり結果が提示される。通過した後、契約すれば指定口座に買取額が振込送金される。

「QuQūMo on-line」はその名の通りオンライン資金調達に特化

ququmo online
サービス名 QuQuMo online
運営会社 株式会社アクティブサポート
運営会社所在地 東京都豊島区東池袋3-9-12 ニットービル9階
電話番号 0120-670-680
営業時間 平日9:00〜19:00
調達可能金額 制限なし
取引形態 2者間ファクタリング
対応エリア 全国
オンライン対応 可能
資金化所要時間 入金まで最速2時間
公式HP 【公式】QuQuMo onlineの詳細はこちら

ククモ on-lineは、サービス名にオンラインとついていることでもわかるとおり、日常業務に忙しい事業者や財務に人手と時間を割けない個人事業主でも、オフィスや現場にいながら資金調達への動きを進められる、完全オンライン完結型のファクタリングサービスです。

資金調達の手続きをオンライン化することにより、最短2時間送金というスピード感を実現しているのもさることながら、資金化に関わるコストを削減した結果、最安1%~と業界でも低水準と言える手数料も魅力です。

QuQūMo on-lineでオンライン完結する場合の流れ・手順

QuQūMo on-lineにて、オンラインファクタリングを進める流れ・手順は、以下のようになっています。

QuQuMoの利用手順
  • STEP1
    申し込みをする
    QuQuMoの公式HPにアクセスし、トップページ上部の「新規登録」にて、メールアドレス・パスワードを入力する。
  • STEP2
    本登録
    入力したメールアドレス宛に本登録用URLが届くので、必要事項を入力し新規無料登録をする。(代表者の本人確認書類が必要)
  • STEP3
    買取する請求書の見積もり
    作成されたマイページ内の、「資金調達を申請する」をクリックし、必要書類(請求書等)をアップロードして見積もりをする。
  • STEP4
    審査・契約・送金
    アップロードした請求書等に基づき審査が行われ、合格し契約すれば、指定口座に買取額が振込送金される。

「入金QUICK」はSBIグループが行っているオンラインファクタリング

入金QUICK
サービス名 入金QUICK(請求QUICK内の機能)
運営会社 SBIビジネス・ソリューションズ株式会社
運営会社所在地 東京都港区六本木一丁目6番1号 泉ガーデンタワー
電話番号 03-6747-2485
営業時間 平日10:00~17:00
調達可能金額 30万円~上限なし
取引形態 2社間ファクタリング
対応エリア 全国
オンライン対応 可能
資金化所要時間 最短6営業日
公式HP https://seikyuquick.sbi-bs.co.jp/functions/invoice-purchase/

入金QUICKは、請求書の発行から入金消込・仕訳まで、1つのシステムでおこなえるクラウド型請求書発行システム、「請求QUICK」の機能として備わっている、ファクタリングサービスです。

保険事業や金融事業などを手広く手掛ける、SBIグループが運営しているという信頼性の高さもさることながら、買取する売掛金の決済期日までの長さによって手数料が変化するのが特徴で、支払期日30日以内の請求書であれば、「0,5%~3,8%」と業界最安レベルなのが魅力です。

ただ、オンラインファクタリングにしては手続き、特に審査に要する期間が長く、新規申し込みの場合は最短6日、同じ売掛先の2回目以降の取引の場合でも、最短2日と、申し込み当日中の資金確保は難しい点がデメリットです。

入金QUICKでオンライン完結する場合の流れ・手順

入金QUICKにて、オンラインファクタリングを進める流れ・手順は、以下のようになっています。

なお、請求書QUICK内の機能である入金QUICKを利用する場合は、下記手順1でWEB申し込みをしたのち、「請求QUICKの継続利用申し込み」と「請求QUICKの自動口座登録」をする必要があります。

入金QUICKの利用手順
  • STEP1
    WEB申し込み(契約審査)
    公式HPの申し込みフォームに必要情報の入力・書類提出を行い、「請求書QUICK」の契約審査を受ける。
  • STEP2
    取引先審査
    買取希望の請求書の発行元(取引先=売掛先)自身の状況ならびに、利用者との取引状況などについて審査が行われる。
  • STEP3
    買取申請
    前項で審査通過した取引先画発行した請求書の中から、買取してもらいたい請求書を選んで申請をする。
  • STEP4
    振込
    買取申請後、最短2営業日で買い取り金額から手数料を差し引いた資金が、口座に振り込まれる。

「資金調達Pay」はオンラインのみで当日入金可能なうえに手数料が低い

資金調達Pay
サービス名 資金調達Pay
運営会社 ピーエムジー株式会社
運営会社所在地 東京都新宿区西新宿2丁目4番1号 新宿NSビル25階
電話番号 0120-901-680
営業時間 8:30~18:00(土・日・祝除く)
調達可能金額 最大2億円
取引形態 2社間ファクタリング
対応エリア 全国
オンライン対応 可能
資金化所要時間 最短1日、平均3日
公式HP https://shikin-pay.com

資金調達Payは、オンライン完結で資金調達が可能な2社間ファクタリングのほか、企業を財務・経営面からサポートするコンサルティング事業を行っている、ピーエムジー株式会社が運営しています。

最大3億円まで買取可能な資金化能力の高さと幅広さや、最短一日で資金調達できるスピード感などが特徴で、情報セキュリティに関する国際規格(ISO27001)を取得するなど、情報管理の徹底に取り組んでいるため、情報管理が重要となるオンラインファクタリングを、安心して利用することができます。

資金調達Payでオンライン完結する場合の流れ・手順

資金調達Payにて、オンラインファクタリングを進める流れ・手順は、以下のようになっています。

資金調達Payの利用手順
  • STEP1
    申し込み(請求書の写真送付)
    公式HPのフォームから、買取希望の請求書の写真を送付すると同時に、必要情報を入力して申し込みをする。
  • STEP2
    仮審査(見積り)
    請求書ならびに入力情報から直ちに審査と請求書買取金額の見積もりが実施される。
  • STEP3
    本審査
    仮審査ならびに見積もりの結果を受け、条件に納得し買取を希望する場合は本審査に移行する。
  • STEP4
    契約・資金振込
    オンライン完結の場合は、郵送による契約または電子契約を締結する。契約締結後、指定口座へ買取金額が振り込まれる。

「日本中小企業資金サポート機構」は2社間取引ならオンライン完結も可能

日本中小企業資金サポート機構
サービス名 日本中小企業金融サポート機構
運営会社 一般社団法人 日本中小企業金融サポート機構
運営会社所在地 東京都港区芝公園一丁目3-5 ジー・イー・ジャパンビル2階
電話番号 03-6435-7371
営業時間 平日9:30〜19:00
調達可能金額 制限なし
取引形態 2社間・3社間ファクタリング
対応エリア 全国
オンライン対応 可能
資金化所要時間 振込まで最短3時間
公式HP 【公式】日本中小企業資金サポート機構の詳細はこちら

日本中小企業資金サポート機構は、ファクタリングなどの資金調達をはじめ、資本政策、企業の財務及び事業再生等に関するアドバイザリー及びコンサルティング業務を、営利を追求せず行っている「非営利団体」が運営している、国内でも他に類を見ないファクタリングサービスです。

中小企業や個人事業主などを財務面からサポートしていくことを目的に運営されているため、手数料が最低1.5%からとファクタリング業界広しと言えど、かなり安めの設定 になっています。

また、審査にかかる時間は最短30分、資金入金までも条件が整っていれば最短3時間程度と、トップクラスのスピード感を誇っているほか、審査通過率も95%以上と非常に高水準です。

加えて、日本中小企業資金サポート機構の公式HPには、必要項目に回答すれば約10秒で即日中の資金調達の可否や調達可能金額、手数料の目安などがわかる「即日調達診断機能」が備わっているので、ぜひ活用してみてください。

日本中小企業資金サポート機構でオンライン完結する場合の流れ・手順

日本中小企業資金サポート機構にて、オンラインファクタリングを進める流れ・手順は、以下のようになっています。

日本中小企業資金サポート機構の利用手順
  • STEP1
    申し込み
    公式HPの問い合わせフォームに、必要事項を入力して申し込みをする。なお、不明な点は電話にて問い合わせるとよい。
  • STEP2
    必要書類の提出
    審査に必要な「通帳3か月分のコピー・請求書や契約書など売掛金に関する資料・代表者の身分証明書必要書類」といった書類等を準備し、郵送・FAX・メール添付等任意の方法で提出する。
  • STEP3
    審査と結果の通知
    書類提出後最短数時間で審査は終了し結果が通知されるが、書類や入力次項に不備があった場合も電話が来るので、常に連絡が取れるようにしておくとよい。
  • STEP4
    契約と入金
    審査結果とともに提示される、手数料や掛け目などの条件に納得すれば契約を締結する。契約締結後、指定口座に買取金額が振り込みされる。

「ビートレーディング」は最短2時間で着金可能!実績も業界トップ水準

ビートレーディング
サービス名 ビートレーディング
運営会社 株式会社ビートレーディング
運営会社所在地 東京都港区芝大門一丁目2-18 野依ビル3階・4階
電話番号 0120-427-037
営業時間 平日9:30~18:00
調達可能金額 制限なし
取引形態 2社間ファクタリング
対応エリア 全国
オンライン対応 可能
資金化所要時間 最短2時間で入金
公式HP 【公式】ビートレーディングの詳細はこちら

ビートレーディングは、2012年の開業より積み重ねてきた取扱件数が5.2万件以上、累計取扱高に直すと1,170億円以上と、っ業界大手と呼ぶにふさわしい実績を誇っているファクタリングサービスです。

運営会社であるビートレディング株式会社は、東京・仙台・名古屋・大阪・福岡の5か所に拠点を構えているため、来店のみならず出張による対面型ファクタリングにも対応していますが、WEBですべての手続きを完結させることで、よりスピーディーに資金調達をできます。

また、申し込み後の審査通過率が98%(※公式HPによる)と非常に高いため、いったん手続きを始めれば徒労に終わる心配があまりありませんし、売掛債権(請求書)だけでなく、将来債権(注文書)の売却も可能なので、前払い資金の調達に苦慮している、建設・建築業の方からも頼りにされているようです。

ビートレーディングでオンライン完結する場合の流れ・手順

ビートレーディングにて、オンラインファクタリングを進める流れ・手順は、以下のようになっています。

ビートレーディングの利用手順
  • STEP1
    申し込みとヒヤリング
    公式ホームページにアクセスし、申し込みフォームに必要事項を入力すると、入力した連絡先に担当者から電話が入るので、申込内容・買取希望詳細に関するヒヤリングを受ける。
  • STEP2
    必要書類の提出
    ヒヤリング時に求められた必要書類を、Web、メール、LINE、FAXのいずれかで提出する。
  • STEP3
    審査開始
    提出した書類に基づいて審査が行われ、結果は最短30分程度で判明し、メール等によって通知される。
  • STEP4
    契約と入金
    審査結果とともに、手数料を除いた買取額(入金額)が提示されるので、納得の上で契約(オンライン・来店・出張訪問のいずれか)を締結すれば、指定口座に買取額が入金される。

「ペイトナーファクタリング」は少額特化型ながら簡易なWEB完結手続きでスピード入金

ペイトナーファクタリング
サービス名 ペイトナーファクタリング
運営会社 ペイトナー株式会社
運営会社所在地 東京都港区赤坂1-12-32 アーク森ビル3階
電話番号
営業時間 平日10:00〜18:00
調達可能金額 1万円~25万円(初回)
取引形態 2社間ファクタリング
対応エリア 全国
オンライン対応 可能
資金化所要時間 着金まで最短10分
公式HP 【公式】ペイトナーファクタリングの詳細はこちら

ファクタリング業界の中でもいち早く審査に「AI」を取り入れることで、手続きの簡略化や審査・資金入金までのスピードアップに成功した、フリーランス・個人事業主向けのオンライン型ファクタリングサービスが、このペイトナーファクタリングです。

その入金スピードは、審査に問題なく必要書類などに不備もなければ「最短10分」と、それこそ「今すぐに資金が必要」という、起動力が重要な業種・業態の方にもってこいのサービスと言えます。

ただ、ファクタリングに求められる「利便性」や「審査・入金のスピード感」は申し分ないものの、初回の資金化可能金額(売掛金の買取対応金額)が、「1万円~25万円」と狭く、最大でも100万円までしか拡大されません。

そのため、あくまでも小口取引専門のファクタリングサービスですから、大口の資金が必要な場合は、他のサービスとの併用が必要となります。

ペイトナーファクタリングでオンライン完結する場合の流れ・手順

ペイトナーファクタリングにて、オンラインファクタリングを進める流れ・手順は、以下のようになっています。

ペイトナーファクタリングの利用手順
  • STEP1
    会員登録
    初回利用時に限り、公式HPの会員登録フォームにて任意のメールアドレス・パスワードを入力し、無料会員登録をする。(Googleアカウントでも登録可能)
  • STEP2
    請求書・必要書類のアップロード
    買取を希望する請求書を準備し、登録後作成されたマイページにて、請求書と顔写真付きの身分証明書と実態確認資料(サイトURLか口座入出金確認のどちらか)のPDF、または画像データをアップロードする。
  • STEP3
    審査
    提出した請求書mならびに必要書類の二に基づき、買取可否の審査が実施される。
  • STEP4
    審査結果の通知と入金
    審査開始から最短10分で審査結果がメールにて通知される。審査通過と同時に、指定口座に買取金額が入金されるので、好きなタイミングで出金可能。

「エスコム」は電子契約の導入で請求書の即日現金化を実現

エスコム
サービス名 エスコム
運営会社 株式会社エスコム
運営会社所在地 大阪府大阪市淀川区西中島4-3-21 NLCセントラルビル406
電話番号 06-6195-7545
営業時間
調達可能金額 30万円~1億円まで(要相談)
取引形態 2社間取引
対応エリア 全国
オンライン対応 可能
資金化所要時間 最短申込当日
公式HP https://scom-f.jp/

続いて紹介するエスコムは、大阪に本社を構える株式会社エスコムが運営するファクタリングサービスで、創業当初よりセキュリティ能力や知名度の高さで他の電子契約サービスを圧倒している「クラウドサイン」を導入することで、オンライン完結と最短申込当日中の資金入金に対応しています。

オンライン対応で、秘密厳守の2社間取引における手数料が「5%~10%」と、業界的に10%を超えることもざらである、「対面型」の2社間取引よりかなり低水準なので、利益をあまり目減りさせることなく、資金調達可能です。

また、「30万円~1億円(要相談)まで」と調達可能金額の幅が広いため、様々な業種・業態に対応しているうえ、未回収リスクが生じることから、他社では断わられることも多い「クレジット決済の売掛金」の買取も請け負っているのが、案外大きなポイントです。

エスコムでオンライン完結する場合の流れ・手順

エスコムにて、オンラインファクタリングを進める流れ・手順は、以下のようになっています。

エスコムの利用手順
  • STEP1
    問い合わせ&申込
    公式HPの問い合わせフォームに必要事項を入力後ファクタリングについて問い合わせ、簡単な説明を聞き利用を決めたら申し込みをする。
  • STEP2
    ヒアリングの実施
    申し込みの意思を伝えたら、エスコム担当者によるヒアリングが実施されるので、自社の字詳細情報や取引先(売掛先)について回答する。
  • STEP3
    審査
    審査に必要な書類を必要書類をメール・FAX・郵送のいずれかの方法で送り、約1時間程度の電話面談をする。その後、書類・面談の内容に沿って審査が行われる。
  • STEP4
    本契約
    審査に通過し、買取所王権に納得したら本契約を締結する。契約終了後、指定口座に買取代金が入金される。

「ラボル」は個人事業主・フリーランス向きオンライン完結型ファクタリング

ラボル
サービス名 ラボル
運営会社 株式会社ラボル
運営会社所在地 東京都世田谷区用賀四丁目10番1号 世田谷ビジネススクエア タワー 24階
電話番号
営業時間 24時間365日振込対応
調達可能金額 1万円~
取引形態 2社間ファクタリング
対応エリア 全国
オンライン対応 可能
資金化所要時間 最短60分の審査完了後に即日振込
公式HP https://labol.co.jp/

必ずしもそうだとは言い切れませんが、事業規模の小さい個人事業主やフリーランスは、資金面での基盤がやや脆弱なことが多く、短期間でも資金フローが滞ったり、資金調達が遅れたりすると、ビジネスが立ちいかなくなったり、取引先などとの信頼関係に悪影響が出たりしかねません。

そんな時、電話・対面での面談や用意が面倒な書類の提出不要で、最短60分の超スピードで資金を用立ててくれる、個人事業主・フリーランス向けの、オンライン完結型ファクタリングが、この「ラボル」です。

個人事業主やフリーランスに特化している関係から、資金化可能金額が最大100万円(初回は20万円程度まで)と少なめですが、審査結果や売掛先の条件に関わらず、買取さえ成立すれば手数料が10%と低水準で固定されているため、審査前の段階から利用後の資金計画を、具体的に立てられるのが特徴です。

ラボルでオンライン完結する場合の流れ・手順

ラボルにて、オンラインファクタリングを進める流れ・手順は、以下のようになっています。

ラボルの利用手順
  • STEP1
    登録
    公式HP上でメールアドレスの入力、及び送られてくる認証コード・基本情報(氏名・職種など)の入力にて会員登録をする。
  • STEP2
    申し込み(買取申請)
    HP上の申請画面にて、請求書のアップロードや「取引先会社名」などの必須事項を入力し、請求書(売掛金)の買取申請をする。
  • STEP3
    審査完了・入金
    審査通過すれば、指定口座に請求書買取代金が入金される。

「アクセルファクター」はオンラインでも契約できる便利なファクタリング

アクセルファクター
サービス名 アクセルファクター
運営会社 株式会社アクセルファクター
運営会社所在地 東京都新宿区高田馬場1-30-4 30山京ビル5階
電話番号 0120-785-025
営業時間 平日 10:00~19:00
調達可能金額 数万円~1億円
取引形態 2社間ファクタリング
対応エリア 全国
オンライン対応 可能
資金化所要時間 最短2時間で入金可能
公式HP 【公式】アクセルファクターの詳細はこちら

アクセルファクターは2018年に創業した、比較的新しい部類に入るファクタリング会社ですが、累計の売掛金買取申込額は290億円を超え、月間3000件にのぼる資金調達に関する相談を受けるなど、業界屈指の実績を上げるまで成長しています。

資金化可能金額が、数万円~1億円と非常に範囲が広いため、業種・業態に関わらず多くの法人・個人事業主が申込をする人気ファクタリングですが、その半数以上がオンライン完結による、申込当日中の資金調達に成功してるそうです。

アクセルファクターでオンライン完結する場合の流れ・手順

アクセルファクターにて、オンラインファクタリングを進める流れ・手順は、以下のようになっています。

アクセルファクターの利用手順
  • STEP1
    申し込み
    公式HPにある申し込みフォームに必要事項を入力し送信すれば、申し込みの重量を伝える自動返信メールが来るので確認しておく。
  • STEP2
    電話ヒアリング
    数分後、アクセルファクターの担当者から電話が来るので、買取希望額や売掛先などに関するヒアリングに回答する。
  • STEP3
    必要書類の提出と審査
    売却予定の請求書とその成因資料、通帳と身分証のコピーなどといった必要書類をメール添付やファックスなどで提出する。その後、提出書類やヒアリングの内容に従って、ファクタリング可否を判断する審査が実施される。
  • STEP4
    契約と入金
    審査を通過すれば、オンラインの場合は電子契約を締結する。契約締結後、最短15分から数時間で指定口座へ入金される。

「トップマネジメント」はZoom・Meetの導入でオンラインファクタリングに対応

トップマネジメント
サービス名 トップマネジメント
運営会社 株式会社トップ・マネジメント
運営会社所在地 東京都千代田区鍛冶町1-4-3竹内ビル2F
電話番号 0120-36-2005
営業時間
調達可能金額 30万円〜最高3億円
取引形態 2社間ファクタリング(オンラインの場合)
対応エリア 全国
オンライン対応 可能
資金化所要時間 最短申込即日の着金可能
公式HP https://top-management.co.jp/

最後に紹介するトップマネジメントは、平成21年創業ですから今年で15年目を迎える株式会社トップ・マネジメントが運営するファクタリングサービスで、ファクタリング業務のほか、経理・財務・経営に関するコンサルティング業務や、担保不動産の調査及び評価業務などを幅広く手掛けています。

一般的な2社間・3社間取引に加え、「電ふぁく」と名付けられたバーチャル口座を使用する「2.5社間ファクタリング」や、広告・IT企業専門の資金調達サービスで、見積書や発注書の段階での資金調達も可能な「ペイブリッジ」など、他業種・他業態に対応するファクタリングサービスを提供しているのが特徴です。

トップマネジメントでオンライン完結する場合の流れ・手順

トップマネジメントにて、オンラインファクタリングを進める流れ・手順は、以下のようになっています。

トップマネジメントの利用手順
  • STEP1
    申し込み
    ファックスや公式HPの申し込みフォーム、またはファクタリング無料電話相談窓口にて売掛金買取の申し込みをする。
  • STEP2
    審査
    売掛先に関する審査が実施される。
  • STEP3
    必要書類の提出とヒヤリング
    身分証明書などの書類を提出後、30分程度のヒアリング調査が実施される。
  • STEP4
    資金送金
    契約締結後、指定口座に価値取り分が送金される。

オンラインファクタリングで資金調達をするメリット

非対面ファクタリングで資金調達をするメリット

さて、ここまで来店・面談が基本的に必要ないオンライン完結可能なファクタリングを紹介しましたが、来店または担当者の訪問などによる対面面談が必要なファクタリングではなく、オンラインファクタリングで資金調達をするメリットにはどのようなものがあるでしょうか。

オンラインファクタリングで資金調達をする大きなメリットとしては、以下の3点が挙げられます。

24時間365日いつでも申し込み可能なところが多い

通常、ファクタリング業者は平日の日中のみ営業しており、夜間や土日対応のファクタリングや祝日に関しては、審査や資金提供はもちろん、申し込みすら受け付けていないことがあります。

その点、オンラインファクタリングに対応している業者の中には、運営会社の営業時間に関わらず、24時間365時間体制でファクタリングを受け付けているところも多く、中には入金・振り込みまで可能なこともあります。

全てのケースでそうであるとは言えませんが、ファクタリングサービスを利用して資金調達を図るということは、できる限り早く資金を手に入れたいはずですから、この365日24時間申し込み可能なところが多いという点は、非常にありがたいメリットだと言えます。

基本的に必要書類が少なくて手続きが簡単

これは、オンライン完結に限らず、ファクタリングすべてに共通して言えることですが、融資や情勢金・補助金などと比べると、必要書類が少なくしかも入手が容易なため、申込に際しての準備に手間がかからない点もメリットです。

また、手続き自体についても、オンライン完結に対応しているファクタリングサービスのほとんどが、入力次項の少ない申込フォームや、わかりやすい書類提出フォームを公式HP上に用意しています。

ですので、パソコン操作に慣れている方なら、造作もなくすぐに手続きを完了できますし、不慣れな方でもカスタマーセンターなどに問い合わせながら進めれば、さほど手間なく資金調達に向けた手続きを、オフィスや自宅にいたまま行えるはずです。

併せて、対面での契約にしか対応していないファクタリングサービスの場合、地方や郊外などで来店が困難だったり、移動コストや時間ががかかってしまうこともありますが、オンライン完結のファクタリングであれば、全国どこからでもコストや時間をかけず手軽に利用できます。

審査と入金がスピーディー

必要書類が少なく、準備に時間がかからないことや、手続きそのものが簡略化されていて、書類提出も数日を要する郵送ではなく、リアルタイムのオンライン提出が可能なこと。

さらに、来店での面談や契約も必要ないことが影響し、オンラインファクタリングの申し込みから審査、契約・資金入金までのスピードは、対面型ファクタリングよりかなり速いです。

その結果、必要書類に漏れがなく、売掛金の素性が確かでスムーズに審査を通過した場合、申し込みをした当日中の資金ちゅたつも十分可能な点が、オンラインファクタリング最大の利点と言えます。

オンラインファクタリングで資金調達するデメリットや注意点

一方、対面型ファクタリングでhくぁなく、オンラインファクタリングをチョイスし、資金調達をするデメリット注意点としては、以下の4点が挙げられます。

対面型より審査が厳しめで対応が事務的なこともある

来店や対面による面談をせず、オンラインにてすべての手続きを完結させるということは、書類上の情報を主な判断材料として審査を進めるということです。

つまり、申込者の来店時や面談時の印象が良かったため、好意的な評価として加えられ、審査結果やそれに基づく手数料の算定において有利になる、ということはあり得ません。

また、オンラインファクタリングを利用した場合、申し込みから審査・契約・資金入金まで、いっさい担当者と顔を合わせることなく、すべての手続きが事務的・機械的に進んでいきます。

その結果、オンラインファクタリングは対面型ファクタリングの審査よりやや厳しめだとか、対応が事務的で冷たい印象を受ける、などといった評判・口コミがあるのも事実です。

ただ、審査を通過して当然の信頼性の高い売掛先なのに、オンラインファクタリングを選んだせいで審査不合格になるというほど影響が大きいわけではありません。

また、申し込み・手続きや必要書類、審査などに関する疑問点や不安な点がある場合は、各サービスのカスタマセンターなどに問い合わせることで、親切丁寧に回答してくれるでしょう。

2社間取引のみで3社間取引を選べない(手数料が高め)

オンラインファクタリングは、ネット上にて申し込みから書類の提出、契約や入金処理までを完結させるのが持ち味ですが、仕組み上、売掛先が債券売買契約に関与する「3社間取引」を選ぶことができません。

3社間取引は、債権譲渡の事実が売掛先に知れてしまう、手続き・審査にやや時間がかかる、などといったデメリットがある半面、売掛金の信頼性が増す(未回収リスクが軽減する)という理由から、2社間取引より数段手数料が割安な点がメリットです。

しかし、オンラインファクタリングを選択した時点で、利用サービスが対応している以内に関わらず、3社間取引の選択肢は消え2社間取引に限定されるため、対面型ファクタリングより、手数料がやや高くなる可能性があるわけです。

また、3社間取引であれば、買い取られた売掛金の決済日が来た際、売掛先自身がファクタリング会社に支払いを行うため、ファクタリング利用者は支払いについてみっさい気にすることはありません。

しかし、オンライン完結のファクタリングを選択すると、必然的に売掛先が売買契約に一切関与しない2社間取引になるため、売掛金の決済日が来て売掛先から自社に入金があったら、それをそのままファクタリング会社に送金する手間がかかります。

違法業者や悪徳業者の存在に注意が必要

オンラインファクタリングは、最後までファクタリング業者の担当者などと対面することなく、手続きのすべてが完了するため、良くも悪くも他人の目が届かないところで大きなお金がやりとりされます。

その結果、資金調達を口実に法外な金利での融資話などを持ち掛けてくる、違法業者や悪徳業者の「隠れ蓑」になりやすいので、注意が必要です。

例えば、審査を全く受けることなく資金調達できるファクタリングは存在しませんが、「審査なしでファクタリング可能!」といった具合に、審査をしないことを謡っているオンラインファクタリングがあった場合、そこは違法業者や悪徳業者である可能性が高いため、利用を差し控えたほうが良いでしょう。

データ化した書類のセキュリティ管理を徹底したほうがいい

オンラインファクタリングを利用する場合、審査ならびに契約に必要となる書類等は、基本的にデータ化した状態でメール添付、という形で提出することが多いはずです。

この時、書類データの提出に使用するネット環境、またはファクタリング業者側のセキュリティ管理がずさんだった場合、個人情報や企業情報が流出して、トラブルに発展する可能性もあります。

ですので、提出用にデータ化した書類のセキュリティ管理は、徹底して行うよう心がけましょう。

また、ファクタリング照射によって、求められる必要書類の種類や数は微妙に異なりますが、例えば商品・サービスの設計図やレシピなど、企業秘密にかかわるほどの種類提出をファクタリング業者が求めることはないため、万が一求められたときは、不用意に応じないようにしましょう。

オンラインファクタリングの申し込み・利用に関するよくある質問とQ&A集

最後に、オンラインファクタリングの申し込み・利用に関するよくある質問と、その回答をいくつか集めてみましたので、オンラインファクタリングの利用を検討する上での、参考にしてください。

Q:対面型ファクタリングとオンラインファクタリングで、審査基準や審査の難易度は変わるのですか?

A:対面型であろうと、オンライン型であろうと、ファクタリングの審査において最大のポイントとなるのは買取をする売掛金の信頼性、つまり売掛先の経営状況や信頼度になります。そのため、実際にファクタリング業者側と直接面談をしたかしないかによって、審査基準や審査の難易度が大きく変化することはありません。ただ、直接面談をすることによって、申込者の態度や信頼性を推し量り、審査の結果にわずかながら反映させるファクタリング会社もあります。

Q:対面型ファクタリングより、オンラインファクタリングのほうが手数料が安めというのは本当ですか??

A:法律によって上限がきちんと定められている、各種の融資やローンと異なり、ファクタリングの手数料は、現状ファクタリング業者の裁量に委ねられています。そのため、一概にそうだと決めつけることはできませんが、手続き・審査・契約などにかかる手間と時間、そしてコストを軽減できることから、対面型よりオンライン完結型のほうが、手数料がやや安めの設定になっているのは事実です。ただ、ファクタリング業者ごと、得意としている業種や売掛金の金額は異なり、それによって手数料も変わってきますので、時間的余裕があればいくつかのファクタリング業者に売掛金買取の見積もりを依頼し、手数料を比較したほうが良いでしょう。