米ハーツが再編計画、投資ファンド2社が42億ドルで過半数株取得へ

[2日 ロイター] - 昨年経営破綻した米レンタカー大手のハーツ・グローバル・ホールディングスは2日、デラウエア州の破産裁判所に再編計画を提出した。投資ファンド2社が42億ドルで同社の普通株を最大100%取得する計画。
ハーツに投資するのは、ナイトヘッド・キャピタル・マネジメントとセタレス・オポチュニティーズ(Certares Opportunities LLC)。
ハーツは新型コロナウイルスの感染拡大を受けて利用者が急減し、経営が悪化。存続に向けた債権者との協議も不調に終わり、昨年5月に連邦破産法11条の適用を申請した。
ポール・ストーン最高経営責任者(CEO)は「新型コロナのパンデミック(世界的大流行)終息後に見込める旅行需要のために、事業の再編を進めている」と説明した。
破産裁判所は4月16日に予定されている審理でこの再編計画を承認する見通し。

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