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三菱地所グループが沖縄県宮古島市の下地島空港で整備を進めていたビジネスジェット専用施設が完成し、16日、関係者向け内覧会が開かれた。同市内では外資系高級ホテルの建設が相次いでおり、プライベート機で訪れる富裕層やビジネス客の取り込みを狙う。21日に運用を始める。
専用施設は一般のターミナルビルと離れたエリアに設けられており、広さ約250平方メートルの建物内にラウンジやキッチン、シャワー室、仮眠室などを備える。「CIQ」と呼ばれる税関、出入国管理、検疫にも対応し、秘匿性を確保できるとしている。利用料は国内線が10万円、国際線が25万円で、週2、3組の受け入れを目指す。
同空港では三菱地所が2019年にターミナルビルを設けており、23年度には過去最高の約42万人が利用した。ビジネスジェットの需要もあることから、専用施設の整備を計画していた。担当者は「ホテルとの連携で空港の付加価値を高め、宮古地域を国際的なリゾートブランドにしたい」と話している。