愛媛県、エアビーと連携 インバウンド誘致を強化
愛媛県は2日、インバウンド(訪日外国人)誘致の強化へ向けて民泊仲介大手の米エアビーアンドビーの日本法人(東京・新宿)と連携協定を結んだ。エアビーが観光分野で都道府県と連携するのは初めて。
欧米に多くの顧客をもつ同社と組んで、県単独では難しい海外への情報発信を強化する。共同でセミナーを開くなどして訪日客を受け入れる宿泊施設を増やし、宿泊データを基にした観光需要の分析なども手がける。
中村時広知事は「インバウンドが集中する東京・大阪・京都だけではリピーターが頭打ちになる段階がくる。今から地域の魅力を発信したい」と語った。
エアビー日本法人の田辺泰之代表も「海外の観光客は文化や食を中心に地域を深く知りたいニーズが強い。愛媛県と連携し、そうした需要に応えたい」と話した。