デルタ航空、ボーイング737MAX10の納入遅れを予想=報道

デルタ航空、ボーイング737MAX10の納入遅れを予想=報道
 3月10日、米デルタ航空は、発注済みのボーイング製航空機「737MAX10」の納入が2027年まで遅れる可能性があると予想している。写真はデルタ航空の飛行機。米ニューヨーク州クイーンズの空港で2022年7月撮影(2024 ロイター/Andrew Kelly)
[10日 ロイター] - 米デルタ航空(DAL.N), opens new tabは、発注済みのボーイング(BA.N), opens new tab製航空機「737MAX10」の納入が2027年まで遅れる可能性があると予想している。ボーイングが連邦当局による安全性調査と刑事捜査を受けていることが背景。ブルームバーグ・ニュースが10日に報じた。
デルタ航空は2022年7月、737MAX10を100機発注するとともに30機を追加発注するオプション契約を締結したと発表。納入は25年に始まると見込んでいた。
同社のエド・バスティアン最高経営責任者(CEO)は10日、ブルームバーグのインタビューで737MAX10について「25年に納入されるとしてもその年の終盤になると、既に予想していた」と説明。「私の推測では1年もしくは2年は先になるだろう」と述べた。
さらにバスティアン氏は「ボーイング737MAXには重大な問題」があり、「対処してもらう必要がある」と指摘。同社はボーイングとの協議を進めていると話した。
デルタとボーイングはこの報道に関するコメント要請に返答していない。
アラスカ航空の737MAXが1月5日に飛行中にドアプラグが吹き飛ぶ事故が起きて以降、ボーイングは連邦当局から厳しい調査を受けている。

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