JR四国とJTB、こんぴら歌舞伎客向けに弁当付き旅行商品
JR四国やJTBが、4月に5年ぶりに香川県琴平町で開催される「四国こんぴら歌舞伎大芝居」の観劇客向け旅行商品を売り出している。老舗料亭の二蝶(高松市)が手がけた弁当付きの旅行商品で、JR四国の社員が弁当の包装のデザインを担当した。
こんぴら歌舞伎は4月5〜21日、琴平町の金丸座で開催。1日2回の公演を予定している。このうち弁当は、午前11時に開演する第1部を鑑賞する人向けの旅行商品に組み込まれている。
弁当の材料には竹の子やわらび、木の芽など春を感じられる食材を使用しているほか、彩りも春や歌舞伎の豊かな表現を思わせるように仕上げた。二蝶の山本亘社長は「歌舞伎に花を添えられる弁当になった」と話す。
旅行商品はJR四国のワープ支店のほか、JTBの四国4県の店舗で販売している。料金は大人1人あたり1万7000円から。
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