沖縄23年観光客、45%増の823万人 国内客は過去最多
沖縄県が発表した2023年の入域観光客数は、前年比45%増の823万5100人だった。新型コロナウイルス禍による行動制限がなくなり、2年続けて大幅増となった。国内客は724万人でコロナ禍前の19年を0.2%(約1万5千人)上回り過去最多となった。外国客を含めた全体の観光客数も19年比で81%まで回復した。
国内客は前年比28%伸びた。コロナ禍で中止や人数制限などの制約を受けていた催事が通常規模で開かれたほか、バスケットボールのワールドカップ(W杯)など大型イベントも押し上げ要因となった。
外国客は前年比20倍超の98万人だった。水際対策の緩和に伴う航空路線やクルーズ船の再開により増加数・率とも過去最大となったが、19年比では3割台にとどまる。内訳は空路客が19年比5割弱の80万人余り、3年ぶりに再開した海路客は17万人強で19年比では14%の水準だった。
23年12月の入域観光客数は前年同月比5%増の66万6600人で、2年1カ月続けて増加した。国内客は57万人で5%減った一方、外国客は3倍近い9万人だった。