ATWS主催団体「北海道開催は今後のモデルになる」
自然やアクティビティーを楽しむ体験型観光の国際商談会「アドベンチャートラベル・ワールドサミット(ATWS)」で12日、主催する米アドベンチャートラベル・トレード協会(ATTA)のアジア太平洋ディレクターのハンナ・ピアソン氏が「北海道でのATWSは今後開催する地域にインスピレーションを与えるモデルになる」と語った。同日札幌市内でATWS北海道実行委員会が開いた記者会見で述べた。
ATTAのシャノン・ストーウェル最高経営責任者(CEO)は「北海道や日本にはアドベンチャートラベル(AT)にとって重要な要素がそろっている。特に文化は大きな強みだ」と評価した。環境負荷を最小限に抑えることは「旅行者と地元住民の双方にとって大切だ」と持続可能な観光を実現することの重要性を説明した。
同日のオープニングセッションには日本政府観光局の蒲生篤実理事長やリーナ・アンナーブ駐日ヨルダン大使も登壇した。ATWSには世界各国の旅行会社や政府観光局の関係者らが参加し、14日まで商談会や基調講演を開く。