東京・港区、区立中の修学旅行を海外に 自己負担7万円
東京都港区は、2024年度以降の全区立中学校の修学旅行の行き先を海外にする方針を決めた。区によると全ての公立中学校で海外修学旅行を実施するのは都内で初めてで、全国的にも珍しい。外国語による会話や異文化体験を通じて国際人材の育成につなげる。
対象となるのは区立中10校に通う3年生の全生徒約760人。24年度の行き先はシンガポールで、各校は6〜9月ごろに3泊5日を予定する。参加者の自己負担額はおよそ7万円程度となる見込みだ。区は超過する額を負担する。総事業費は約5億円で、関連予算案を9月の定例議会に提出する。
港区はかねて小中学生の海外派遣や「国際科」の授業の導入など国際人材の育成に力を入れている。国際教育を充実させ、区立中の魅力向上を図る。
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