中国、香港との境界を8日に開放 3年ぶり

中国、香港との境界を8日に開放 3年ぶり
中国政府は5日、新型コロナウイルス感染拡大を受けて3年前に封鎖した中国本土と香港との境界を8日に開放すると発表した。写真はワクチン接種センターに並ぶ人々。香港で4日撮影(2023年 ロイター/TYRONE SIU)
[香港 5日 ロイター] - 中国政府は5日、新型コロナウイルス感染拡大を受けて3年前に封鎖した中国本土と香港との境界を8日に開放すると発表した。
政府は経済成長を阻んできた厳格なコロナ規制を解除している。
中国国務院の香港マカオ事務弁公室によると、「段階的で秩序ある」形で隔離なしの往来を再開する。
香港政府の李家超行政長官は記者団に、8日以降1日最大6万人が往来する可能性があると指摘。「香港を経由して中国本土に入るのは現実的で実現可能な選択肢になる」とし、「海外からの投資や人材の誘致に関して非常に前向きな効果をもたらす」と述べた。
香港とマカオ間の越境の扱いについては後日発表すると説明した。
香港から本土に到着した人に対して、新型コロナ検査結果の提示は求めない。中国は8日以降、香港を訪れる本土住民に特別観光ビザ・商用ビザを発給する。
中国は本土、香港、マカオを結ぶ航空便も増やす。
香港は昨年半ばまで中国のゼロコロナ政策に追随していたが、その後、一部の規制を緩和。昨年12月にはマスクの着用を除く規制を全廃した。中国は入国時の隔離義務を8日に解除する。
*システムの都合で再送します。

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