ソフトバンク光をお使いの中で、引越しをしなければならないときもあります。光回線は開通工事を行なって回線設備を家に設置しているため、引越しの際には移転先で新たな開通工事が必要なケースがあります。
ソフトバンク光では新規加入時の開通工事が無料になるキャンペーンを用意していますが、引越し先での工事の費用がどうなるのか気になるはずです。もし追加の費用がかかる場合には、ソフトバンク光を解約して別のサービスに申し込んだ方が、新たなキャンペーンが適用されてお得になるかもしれません。
そこで今回はソフトバンク光の引越しで工事費用が無料になるのかについて解説します。工事がそもそも必要になるのかなど気になる疑問をお持ちの方は参考にしてみてください。
ソフトバンク光の引越しは無料の開通工事が必要になる場合あり
ソフトバンク光の引越しでは、移転先での開通工事が必要になるのですが、工事費用についてはキャンペーンの適用によって無料になります。開通工事には移転先の設備状況によって、いくつかのパターンに分かれるのですが、以下のようにどのタイプの工事であっても工事費用は無料になります。
派遣工事 | 設備 | 本来の料金 | キャンペーン料金 |
---|---|---|---|
派遣工事あり | 既設設備あり 光コンセントあり | 26,400円 | 0円 |
派遣工事あり | 既設設備あり 光コンセントあり | 10,560円 | 0円 |
派遣工事あり | ー | 2,200円 | 0円 |
では、まず最初にソフトバンク光の引越しで開通工事がどうなるのかについて基本的なポイントをまとめていきましょう。開通工事の有無や費用面がどうなっているのかを詳しく解説します。
引越し先にソフトバンク光が導入されていなければ工事要!されていれば不要
ソフトバンク光を引越し先で利用するためには、引越し先に光回線が導入されているかどうかが重要です。もし引越し先に光回線が導入されていない場合、工事が必要となります。一方、引越し先に光回線がすでに導入されている場合、追加の工事は不要です。
ソフトバンク光はフレッツ光の回線設備を利用したフレッツ光なので、建物にフレッツ光が導入されている場合は開通工事は不要で引越しが可能です。しかし、引越し先に光ファイバーケーブルが敷設されていない場合、工事が必要となります。この工事では、光ファイバーケーブルの敷設や設備の準備などが行われます。
引越し先にすでに光回線が導入されていれば、追加費用がかからずにソフトバンク光の引越しが可能になります。また、引越し先での設備の状況によって工事の度合いが変わってきます。設備の有無や光コンセントの有無などに応じて、工事費がどれぐらい必要になるのかを確かめておきましょう。
工事費用はキャンペーンやキャッシュバックの適用で無料
出典:総務省「FTTHアクセスサービスに係る工事費等」
FTTHアクセスサービスの新規契約時に必要になる工事費は、工事の形態によって異なるが、屋内配線を新設する
場合には、戸建は18,000円~40,000円、集合住宅は15,000円~40,000円とされている。
引越し先での工事費用は、ソフトバンク光のキャンペーンを活用することで無料になる場合があります。通常では有料なのですが、ソフトバンク光では引越しキャンペーンによって工事費用をサービス提供元が負担する特典を受けることができます。
ちなみに通常料金でのソフトバンク光の引越し時の工事費用は以下のとおりです。
派遣工事 | 設備 | 本来の料金 | キャンペーン料金 |
---|---|---|---|
派遣工事あり | 既設設備あり 光コンセントあり | 26,400円 | 0円 |
派遣工事あり | 既設設備あり 光コンセントあり | 10,560円 | 0円 |
派遣工事なし | ー | 2,200円 | 0円 |
引越し先に新たにインターネット回線を設置する場合には、工事費用が発生しますがソフトバンク光では定期的にキャンペーンを実施しており、引越し先での工事費用を無料にするサービスを提供しています。
引越し先での工事費用を無料にするためには、ソフトバンク光の専用窓口で手続きをしてください。やはり引越し先での工事費用が無料になると、費用面での負担を軽減することができます。特に、引越しに伴って多くの出費が発生する場合には、このキャンペーンが役に立ちますよね。
ただし、キャンペーンの適用条件や期間は変動する場合があるため、引越しを検討している方は事前に最新の情報を確認することをおすすめします。引越し先での工事費用が無料になるかどうかは、キャンペーンの適用状況によって異なる可能性があるため、詳細を把握しておくことが重要です。
ソフトバンク光を移転するときの手順。自分で工事はできない
ソフトバンク光を引越しするときの手順を解説します。
主な手順は以下のとおりです。
お客さま情報や引っ越し先ご住所、工事立ち会い者の名前と連絡先、引っ越し予定日など、引越しの手続きをする上で必要な情報を手元に準備をしておく
引越し元でソフトバンク光の撤去工事を行う。場合によっては撤去工事が不要になるケースもある
工事のスケジュールの予約を決めて、利用者の立ち会いのもとで開通工事を行う。
各機器の設定や接続を行えば利用開始となる
では、1つ1つのステップを詳しく見ていきましょう。
できれば2ヶ月前までに予約を取得。問い合わせ先電話番号はこれ
引越しの手続きは早めに行うのがおすすめです。引越し先の住所が決まって、スケジュールが固まってきたら以下のものを用意して手続きの準備をしましょう。
- お名前
- 生年月日
- ご登録電話番号もしくはカスタマID
- S-IDとパスワード
- 郵便番号を含む住所
- 旧居の退去日
- 新居の入居日
引越しの手続きは以下の窓口から行うことができます。
- Webページから:ソフトバンク光
- 電話: 0800-111-2009
- ショップ:ソフトバンク/ワイモバイルショップ
ただし、以下の点に注意してください。
- 引っ越しシーズン(2~4月)は手続きが混み合って時間がかかります
- 引っ越し先の状況によっては手続きに時間がかかる
- 提供エリアの設備状況により、SoftBank 光が利用できない場合がある
- 利用プラン、通信速度、各種オプションサービスが変更となる場合がある
4月あたりの新生活シーズンだと、ソフトバンク光の工事が混雑するため、開通までに時間がかかってしまいます。
引越し前に旧居のソフトバンク光の撤去工事。不要にできるか
移転元での撤去工事が必要な場合と、不要な場合の2パターンがあります。撤去工事は以下のような場合に必要になります。
- 大家さんから原状回復を申し出された場合
- ONUの接続方法が悪い場合
そのため、撤去工事が必要かどうかを大家さんや管理会社に問い合わせてみてください。
新居のソフトバンク光の開通工事の流れ
新居でソフトバンク光の開通工事を行います。
家に光ファイバーを引き込んで、光コンセントの設置工事を行なった上で接続を行います。
工事に要する期間は2週間〜1ヶ月程度かかるといわれており、混雑するシーズンだと3ヶ月程度かかることがあります。
機器の設定や接続をすれば利用開始
工事が完了したらONUやルーターの設定や接続を行ってください。
パソコンやスマホを光回線に接続すればネットが利用できます。
ソフトバンク光の引越しと工事注意すべきポイント
ソフトバンク光の引越しや工事で注意すべきポイントについて解説します。
主なポイントは以下の8点です。
- ソフトバンク光が引越し先で使えない場合がある
- 引越し先でソフトバンク光のエリア外だと利用できない
- 引越し先が開通工事不可の物件なら事前に教えてくれるから乗り換え対応が発生
- 工事費用は無料だがその他の費用がかかる場合がある
- 引越しの予定が決まったら早めに手続きをした方がいい
- 工事に立ち合いが必要になる場合がある
- 移転元で工事費の残債がある場合は注意が必要
- 移転元と移転先のソフトバンク光の月額料金は日割り計算される
では、1つずつ詳しくみていきましょう。
ソフトバンク光が引越し先で使えない場合がある
ソフトバンク光を引越し先でも利用したい場合、引越し先でソフトバンク光を使用できないことがあるので注意をしなければなりません。引越し先でソフトバンク光が対応していなければ、引越しをして引き続きソフトバンク光を使うことはできません。
そのため、ソフトバンク光のサービスエリアを確認しなければなりません。ソフトバンク光は、一部の地域や建物において提供が制限されている場合があります。引越し先がそのエリア外になる可能性もあるため、事前に確認しておくことが大切です。
また、引越し先での工事が必要な場合もあります。新しい住居にソフトバンク光を設置するには、光回線の敷設やモデムの設定が必要です。引越し先が既に光回線が整っている場合は比較的スムーズに移行できますが、光回線が未整備の場合は工事が必要となります。そのため、引越し日程との調整や工事費用に注意が必要です。
さらに、注意が必要なのは契約内容の変更です。引越し先で利用する回線のスピードやプランによって、新たな契約が必要になる場合があります。上記のようにソフトバンク光を引越しするときには、引越し先でソフトバンク光が使えるかどうかが非常に大切なので必ず確認をしてください。
引越し先でソフトバンク光のエリア外だと利用できない
ソフトバンク光を引越し先でも利用する際には、引越し先がソフトバンク光のサービスエリア外だと、利用することができない場合があるので注意をしてください。ソフトバンク光はフレッツ光の回線設備を使った光コラボで、基本的に全国どこでも利用できるのですが、一部地域では対応していない可能性があります。
そのため、
まずは、引越し先のエリアがソフトバンク光の提供エリアに含まれているかを確認しましょう。ソフトバンク光は、一部の地域や建物において提供が制限されている場合があります。したがって、引越し先のエリアがその制限範囲外になるかどうかを確認することが重要です。
もし引越し先がソフトバンク光のエリア外だと判明した場合、ソフトバンク光を利用することはできません。そのような場合には、他のインターネットサービスプロバイダーを検討する必要があります。引越し先で利用可能な別のプロバイダーやインターネット接続サービスを探し、新たな契約手続きを行うことになります。
上記のように、引越し先がソフトバンク光のエリア外だと、ソフトバンク光を利用することはできません。引越しを検討する際には、事前にエリアの確認を行い、スムーズなインターネット接続を実現しましょう。
引越し先が開通工事不可の物件なら事前に教えてくれるから乗り換え対応が発生
ソフトバンク光の引越しを考える際には、引越し先での開通工事の可能性に注意が必要です。なぜなら、引越し先で開通工事ができない場合、現在の利用環境を維持するためには乗り換えが必要になるからです。
まず、引越し先の住所がソフトバンク光のサービスエリアに含まれているかを確認しましょう。もし引越し先がエリア内であれば、通常は開通工事が行われ、引越し後もソフトバンク光を利用することができます。しかし、場合によっては、引越し先の建物や地域のインフラ状況によっては、開通工事が困難な場合があります
もし引越し先での開通工事ができない場合、現在のソフトバンク光の利用を継続することはできません。このような場合には、他のインターネットサービスプロバイダーへの乗り換えが必要となります。引越し先で利用可能な別のプロバイダーやインターネット接続サービスを検討し、新たな契約手続きを行うことになります。
このように、引越し先での開通工事ができない場合、ソフトバンク光の利用を維持するためには乗り換えが必要です。引越しを検討する際には、事前に開通工事の可能性を確認し、スムーズなインターネット環境を確保しましょう。
工事費用は無料だがその他の費用がかかる場合がある
ソフトバンク光の引越しの際には、工事費用が無料になるのですが、引越しに伴ってその他の費用がかかる場合があることに注意が必要です。ソフトバンク光の引越しにおいては、引越し先での工事費用は無料で提供されます。つまり、新しい住所への光回線の設置や接続作業にかかる費用は、一定の条件下ではソフトバンク側が負担します。
ただし、工事費用は無料であっても、その他の費用がかかる場合があります。例えば、以下のような費用が考えられます。
光電話(N)を継続して利用する | 光電話(N)工事費 | 3,300円 | |
光電話(N)を継続してご利用になる場合 | 光電話(N)工事費 | ホームゲートウェイ(N)にて光電話(N)をご利用中 | 2,750円 |
光BBユニットにて光電話(N)をご利用中 | 1,100円 | ||
ホワイト光電話を継続してご利用になる | 電話番号変更あり | 番号ポータビリティ解除あり | 3,300円 |
電話番号変更あり | 番号ポータビリティ解除なし | 1,100円 | |
電話番号変更なし | 1,100円 | ||
ソフトバンク光テレビを継続してご利用になる | 1台 | 13,200円 | |
2~3台 | 26,400円 | ||
4台以降1台につき | 5,500円/台 |
このように光回線以外のサービスを利用している場合には、引越しに当たって追加費用が請求されることがあります。引越し時の状況を把握した上で、どれぐらいの費用が発生するのかをシミュレーションしておきましょう。
上記のように、ソフトバンク光の引越しには工事費用は無料ですが、光電話や光テレビなどその他の費用がかかる場合があるので注意してください。
引越しの予定が決まったら早めに手続きをした方がいい
ソフトバンク光の引越しを検討している方にとって重要なポイントの一つは、引越しの予定が決まったら早めに手続きをすることです。なぜなら、手続きを早めに行うことでスムーズな引越しを実現し、インターネットサービスの中断やトラブルを避けることができるからです。
まず、引越しの予定が決まったら、ソフトバンク光の公式ウェブサイトやお客様サポートに連絡しましょう。担当のスタッフに引越しの日程や引越し先の住所などの詳細を伝えます。スタッフはそれをもとに引越し手続きを進めてくれます。
また、工事の予約がスムーズに取れない可能性があるため、ギリギリになって手続きをするのはやめた方がいいでしょう。工事が混雑している時期だと、引越しに合わせて開通工事をすることができずに、ネット回線が使えない期間が生じてしまいます。
手続きを早めに済ませると、引越し先のエリアがソフトバンク光のサービスエリアに含まれているか確認する必要があります。もしエリア外であれば、他のプロバイダーへの乗り換えが必要になります。早めに手続きを行うことで、引越し先でのインターネット利用環境の確保に余裕を持てます。
また、手続きが完了すると、引越し先での開通工事のスケジュール調整が行われます。引越し後すぐに利用可能になるように、工事の日程を調整してもらえます。ただし、工事の都合や引越しの時期によっては、完了までに時間がかかる場合もあるため、早めに手続きをすることが重要です。
そのため、引越しの予定が決まったらすぐにソフトバンク光に問い合わせて、引越しの手続きを進めてください。
工事に立ち合いが必要になる場合がある
ソフトバンク光の引越しで、移転先での開通工事を行う際に利用者本人による工事の立ち会いをする必要があります。開通工事とは、新しい住所でのインターネットサービスの利用を可能にするために行われる作業です。引越し先での環境に合わせて、回線の敷設や設定が行われます。具体的な工事内容や所要時間は、引越し先の条件や地域によって異なる場合があります。
一般的に、開通工事は家の中での作業を伴うことが多いため、立ち会いは利用者本人が行う必要があります。工事業者が引越し先に訪れる日時が決まったら、その時間帯に自宅にいるようにしましょう。工事業者は、回線や機器の設置作業を行い、インターネットの利用が可能になるように調整します。
正確な工事日程や作業内容を確認し、必要な準備を行っておくことが求められますし、工事のためのスケジュールを空けておく必要があります。
移転元で工事費の残債がある場合は注意が必要
ソフトバンク光の引越しを検討している際、移転元での工事費には注意が必要です。もし移転元の住所で工事費の残債がある場合、引越し手続きに支障をきたす可能性があります。
具体的には、ソフトバンク光の引越しでは、旧住所での利用料金や工事費が完済していることが求められます。もし未払いや残債がある場合、工事費の残債が一括で請求される可能性があります。
引越しをしたからといって残債がなくなるわけではなく、支払いは継続しなければなりません。実質無料とありますが、あくまで分割払いで支払っている毎月の分を割引しているだけで、解約をすると割引はなくなります。
なので、フトバンク光のカスタマーサポートに問い合わせて、工事費の支払い状況の確認をしてください。引越し前に事前に確認しておくことで、移転先でのサービス提供に問題が生じるリスクを回避することができます。
移転元と移転先のソフトバンク光の月額料金は日割り計算される
ソフトバンク光の引越しをする場合、移転元と移転先のソフトバンク光の月額料金については日割り計算が適用されます。移転元も移転先もどのタイミングで引越しをしても、請求される料金は同じでほとんど変わりません。
具体的には、引越しの日数に応じて月額料金が日割りで計算されます。移転元でのサービス利用期間と移転先でのサービス利用期間を考慮し、それぞれの期間に対して適切な料金が設定されます。
例えば、移転元のソフトバンク光の契約期間が20日、引越し先での契約が10日だった場合、移転元の月額料金と移転先の月額料金をそれぞれ日割り計算します。移転元の20日間分の料金と移転先の10日間分の料金を合算し、引越し期間中の適切な料金となります。
このようになっているため、引越しをするタイミングを気にする必要はありません。
ソフトバンクの引越しに関するよくある質問
ソフトバンクの引越しに関するよくある質問をまとめました。
ここまでの内容で疑問が思い浮かんだ人は参考にしてみてください。
質問1 ソフトバンク光を一度解約してから引越し先で再び新規加入できる?
ソフトバンク光では、同一名義での解約、新規の契約はできないようになっています。そのため、一度解約をした上で引越し先で新規加入することはできません。
新規加入だとキャンペーンなどが受け取れてお得な印象がありますが、再加入してもキャンペーンは受け取れないので注意をしてください。
新規加入キャンペーンがないと、工事費無料にもならないので、ソフトバンク光をそのまま継続して使う気なのであれば、そのまま引越し手続きをしてください。
質問2 引越しの際にネット回線が使えない期間がある場合はどうする?
ソフトバンク光ではポケットWi-Fi、SoftBank Airなどの無料レンタルサービスを提供しているため、そちらを利用してください。
また、ネット回線が使えない期間ができないような工夫も必要です。例えば、引越し前に移転手続きを行うことです。ソフトバンク光では、引越し先でのネット回線の利用を可能にするために、事前に移転手続きを行うことができます。
移転手続きを行うことで、引越し後すぐにネット回線を利用できるようになります。