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ロシア通が厳選!名古屋のロシア料理店5選や現地の名物料理を解説

「本格ロシア・ウクライナ料理が食べられるお店が名古屋にあるか知りたい」「名古屋にあるロシア・ウクライナ料理店の選び方やおすすめのメニューについて知りたい」と考えている方は多いでしょう。

まだまだ店舗数が少ないロシア料理屋ですが、在日ロシア人やロシア語話者が増えていくにつれて、日本で食べられるロシア料理のレベルは着実にアップしています。

中でも名古屋にはロシア人だけでなくウクライナ人も多数在住しており、本格ロシア・ウクライナ料理が楽しめる一大スポットとして、筆者の中で注目度が高まっています。

この記事では、名古屋でおすすめのロシア・ウクライナ料理屋について、ロシアに留学&旅行で5年以上滞在してきた筆者がご紹介。加えて、名古屋にあるロシア料理屋を選ぶ際のポイント、筆者がイチオシするロシア料理のメニューも解説します。

ロシア料理・ウクライナ料理を名古屋で食べてみたいと考えている方は必見ですよ。

名古屋でおすすめのロシア・ウクライナ料理店5選

名古屋でおすすめのロシア・ウクライナ料理店として、以下の5つのお店が挙げられます。

  1. ロシアを含む旧ソ連圏の料理が楽しめる「ユーラシア食堂さらび」
  2. 根菜を中心としたロシアの家庭料理に舌鼓を打てる「ロシア料理 甘藍」
  3. ロシアの家庭料理と美味しいワインを堪能できる「ロシア料理 コーシュカ」
  4. ロシア料理とアルコールが楽しめる「ロシアンダイニングバー マトリョーシカ」
  5. 伝統的なインテリアが美しい本格ウクライナ料理「ジート」

ここでは、名古屋でおすすめのロシア・ウクライナ料理店の特徴やイチオシメニューをご紹介します。

1.ユーラシア食堂さらび|旧ソ連圏の料理が楽しめる

ユーラシア食堂さらびは、オーナーシェフが手作りする旧ソ連圏のロシア料理やウクライナ料理、ジョージア料理、ウズベキスタン料理を提供している食堂です。

寒い日に優しい味わいが染み渡るボルシチや、中身の具が野菜中心の揚げピロシキ、平べったい揚げ餃子のようなチェブレーキ、じゃがいもの入った水餃子のヴァレーニキ、ミニ水餃子のペリメニなど、ロシアやウクライナ、ベラルーシなどで共通して作られている珍しい料理が食べられます。

鶏胸肉でバジルやパセリ、バターからなるソースを包んで揚げたキエフ風カツレツも名物です。

また、中央アジア料理のトマトベースの煮込み麺「ラグマン」や、丸い形が特徴のパン「ノン」などもあります。近年話題のジョージア料理でパンに卵やチーズが乗った「ハチャプリ」、ニンニクと生クリーム、香草を使って鶏肉を丸ごと加熱した「シュクメルリ」、ジョージア風の肉じゃが「オジャクリ」も注文可能です。

単品でも頼めるので、旧ソ連圏の料理を国ごとにいろいろとつまみ食いしたい方にぴったりです。

ユーラシア食堂 さらび

【住所】愛知県名古屋市緑区有松3008 絞会館 1階
【電話番号】052-621-3811
【アクセス】有松駅から徒歩で約3分
【営業時間】11:30〜16:00
【定休日】不定休
【予算感】
昼:1,000円前後
夜:1,000〜2,000円
【支払い方法】現金、電子マネー、QRコード決済
【予約方法】電話、予約フォーム
【公式ホームページ】https://www.sarabi-nagoya.jp/
【SNSアカウント】
https://www.instagram.com/yu_rashia_sarabii/

2.ロシア料理 甘藍(かんらん)|ビーツやジャガイモを使った家庭料理が特徴

ロシア料理 甘藍(かんらん)は、ランチのみ営業しているロシア料理店&カフェです。基本的には以下の6つのコースメニューの中から、好きなセットを選ぶ形になっています。

  • つぼ焼きランチ:自家製のきのこのうま味たっぷりのつぼ焼きのコース
  • ビーフストロガノフランチ:じっくり煮込んだデミグラスが美味しいストロガノフ
  • ロールキャベツランチ:ロシアの優しく甘いロールキャベツが食べられるコース
  • ボルシチランチ:ビーツとトマトがたっぷり入ったボルシチのコース
  • ロシアンセット:ロールキャベツ・つぼ焼き・ピロシキの満足セット
  • ペリメニセット:ロシア風水餃子のペリメニ・つぼ焼き・ピロシキのセット

各セットにはビーツサラダやピロシキ、自家製プリンor飲み物がついています。

400〜800円前後で単品メニューを注文できるので、一番気になるメニューが食べられるコースを選び、食後にまだ余裕があるなら単品メニューを注文してみるのがおすすめ。

単品メニューとして、ペリメニやボルシチ、ピロシキ、つぼ焼きなどを注文できます。それに加え、ロシアのビール「バルティカ」やアルメニアのブランデー、ジョージアワインなども楽しめますよ。

絶品のロシア料理とご当地のビールや強めの蒸留酒で、楽しく会食してみてはいかがでしょうか?

ロシア料理 甘藍(かんらん)

【住所】愛知県豊明市新田町吉池5-3
【電話番号】0562-92-8868
【アクセス】豊明駅から徒歩で約15分
【営業時間】11:30〜13:30
【定休日】水曜日
【予算感】
昼:1,000〜2,000円
夜:2,000〜3,000円
【支払い方法】現金のみ
【予約方法】電話
【公式ホームページ】http://www.katch.ne.jp/~oitakatsu/
【SNSアカウント】なし

3.ロシア料理 コーシュカ|素朴な家庭料理とモーニングが楽しめるお店

ロシア料理 コーシュカは、2024年5月から不定期でプレオープン中の新しいロシア料理店です。ロシア料理屋の老舗「バイカル」の跡地に別のお店としてプレオープンしています。お店の名前はロシア語で「猫」を意味し、店内には猫の絵や猫にちなんだ置き物などが並べられていますよ。

老舗ロシア料理店のインテリアはそのままに、木製の調度品やテーブル・イスなど、ロシアや昭和レトロを彷彿とさせるレストラン空間になっていて、レトロファンにはたまらない仕様です。

本格派のボルシチセットやつぼ焼きセット、ロシアの水餃子ペリメニセットがあり、予約が必須ですがじっくり煮込まれたデミグラスソースを味わえるビーフストロガノフも注文できますよ。

不定期でモーニングタイムも営業していて、冷製ボルシチなどのレアメニューも食べられるとか!

夜には演奏家を招いての定期コンサートも実施されているので、お店のSNSを要チェックです。

ロシア料理 コーシュカ

【住所】愛知県豊橋市花園町74
【電話番号】なし
【アクセス】豊橋駅から徒歩で約5分
【営業時間】不定期 ※SNSで営業時間を発信中
【定休日】不定期 ※SNSで営業日を発信中
【予算感】
昼:1,000〜2,000円
夜:2,000〜3,000円
【支払い方法】現金のみ
【予約方法】SNSで予約受付
【公式ホームページ】なし
【SNSアカウント】
https://www.instagram.com/koshka.toyohashi
https://www.facebook.com/permalink.php?story_fbid=pfbid0234LXvU7goUinWqchKQyrZH6q5Rnz8yU7TTkx9dp2QZFAM8Mu5WYDreKcRMyH2k9Ul&id=61555604130283

4.ロシアンダイニングバー マトリョーシカ|美味しいロシア料理とお酒のお店

ロシアンダイニングバー マトリョーシカは、美味しいロシア料理とお酒を楽しめるダイニングバーです。お店の前には、大きく「MATRYOSHKA」と記載された看板があります。店内が暗いので入りにくいかもしれませんが、一歩お店の中に入るとロシア人オーナーや店員さんが温かくお出迎えしてくれますよ。

ロシアのバルチカビールやカクテル、ウォッカが飲めるほか、家庭的なピロシキやジャガイモ餃子、キャベツ餃子があり、ボルシチやペリメニ、ビーフストロガノフなどの本格料理もそろっています。ロシアらしいマヨネーズをふんだんに使ったオリヴィエサラダは、お酒とよく合いますよ。

名古屋でちょっと変わったロシアンバーで飲みたいときや、本格ロシア料理を食べながらロシアの珍しいお酒を飲み、ロシア人店員さんとのコミュニケーションを楽しみたい方におすすめです。

カラオケスペースもあるので、大人数で盛り上がりたいときにも使えるのがうれしいですね。

ロシアンダイニングバー マトリョーシカ

【住所】愛知県名古屋市中区錦3丁目21−14
【電話番号】052-973-3447
【アクセス】栄駅から徒歩で約10分
【営業時間】18:00〜深夜1:00
【定休日】日曜日
【予算感】3,000〜4,000円
【支払い方法】現金、クレジットカード
【予約方法】電話
【公式ホームページ】なし
【SNSアカウント】
https://www.facebook.com/matryoshkanagoya/?locale=ja_JP

5.ジート|伝統的なインテリアが美しい本格ウクライナ料理店

ジートは、2024年5月に日本ウクライナ文化協会というNPO法人が、クラウドファンディングにて立ち上げたウクライナ料理屋です。名鉄駅構内にあり、アクセスのしやすさが魅力ですよ!

ランチメニューには、珍しいほうれん草のグリーンボルシチと黒パンのセットや、ジャガイモ入り水餃子のヴァレーニキとボルシチが楽しめるメニューなどがあります。

また、挽き肉と玉ねぎの素材の味が楽しめるハンバーグと、ウクライナのちぎり丸パン「パンプーシキ」のセットは相性が最高!ボルシチもついたバリューセットになっているのがポイントです。

キエフ風カツレツのチキンキーウも定番メニュー。ほかのロシア料理店のキエフ風カツレツと食べ比べてみて、その味の違いを自分の舌で感じてみるのもおすすめです。デザートには、ウクライナ風のパンナコッタやウクライナ風のパンケーキ「ブリヌイ」で包んだアイスクリームがあります。

10品食べ放題コースや飲み放題コースもあるので、大人数でのパーティーにも利用できますよ。

ジート

【住所】愛知県名古屋市中村区名駅4丁目4-38 愛知県産業労働センター(ウインクあいち) 地下1階
【電話番号】070-1661-1505
【アクセス】名古屋駅直結の地下レストラン街の一角
【営業時間】11:00〜14:30、17:00〜22:00
【定休日】日曜日
【予算感】
昼:1,000〜2,000円
夜:2,000〜3,000円
【支払い方法】現金、クレジットカード、電子マネー、QRコード
【予約方法】電話
【公式ホームページ】なし
【SNSアカウント】
https://www.instagram.com/zhyto_restaurant/

名古屋でロシア料理店を選ぶ際の3つのポイント

名古屋でロシア料理店を選ぶ際の3つのポイントは、以下のとおりです。

  • 1人あたりの平均支払額をチェックする
  • ショーやイベントの有無を確認する
  • 目当てのメニューがあるかどうかをチェックする

ここでは、これらのポイントについて詳しく見ていきましょう。

1人あたりの平均支払額をチェックする

ロシア料理店を名古屋で選ぶ際に重要なのは、どれくらいの予算で選ぶかです。ロシア・ウクライナ料理店で食べられるメニューは、日本での入手が難しいビーツやサワークリーム、ディル、蕎麦の実などの素材が使われている関係で、ランチとディナーのお値段が高くなってしまう傾向にあります。

ランチタイムで1,200〜2,000円前後、ディナータイムで2,000〜4,000円前後はかかるでしょう。それに加えて、デザートや現地のお酒などを楽しむならプラス2,000円くらいは見ておくべきです。

自分の予算に合わせたお店の選択や、メニュー・コースの選択をしていきましょう。

ショーやイベントの有無を確認する

ロシア料理店やウクライナ料理店では、伝統楽器のバラライカやグスリの演奏会、アコーディオンを使った大合唱会、コサックダンスのショーなど、ほかの飲食店では見られないショーも多数開催されています!自分が見てみたい演奏会やショーの日程に合わせ、お店を予約してみるのも良いでしょう。

ロシア人やスラブ文化好きの人たちと楽しい時間を過ごしたいと考えている方におすすめですよ。

目当てのメニューがあるかどうかチェックする

ロシア料理を名古屋で食べる際は、行こうと考えているロシア料理店に目当てのメニューがあるかどうかをチェックすることが大切です。また、ボルシチやピロシキのようにお店によって見た目や味わいが大きく異なる料理もあるため、お店のレビューやおすすめメニューを確認するのも重要でしょう。

自分が何を食べたいのかを確認したうえで、食べたい料理の評価が高いロシア料理店を選んでみてはいかがでしょうか。

ロシア・ウクライナの名物料理5選

ロシア・ウクライナの名物料理には以下の5つのメニューが挙げられます。

  • ボルシチ:ビーツとジャガイモ、にんじんがたくさん入った真っ赤なスープ
  • ピロシキ:キャベツやジャガイモ、玉ねぎ&ひき肉などが入った惣菜パン
  • ペリメニ:肉のタネを小さい楕円型の生地で包んだシベリア風水餃子
  • ガルプツィ:キャベツの葉っぱで肉と玉ねぎのタネを包んで煮込んだロールキャベツ
  • メドヴィック:はちみつがたっぷり使われた優しい甘さのはちみつケーキ

ここでは、筆者がおすすめするロシア・ウクライナ料理の代表的なメニューをご紹介します。

1.ボルシチ

ボルシチは、言わずと知れたロシア・ウクライナ・ベラルーシを含む旧ソ連圏の国々でよく食べられている郷土料理です。ビーツを使った真っ赤な色味のスープが特徴で、ジャガイモやにんじん、豚肉のうま味がダイレクトに味わえます。黒パンや、中央アジアの丸パンなどと一緒に食べられます。

現地ではスメタナと呼ばれるサワークリームと一緒に食べるのが一般的です。ロシア・ウクライナ料理店でも、サワークリームがボルシチと一緒に提供されるお店が多いですね。

サワークリームを混ぜてみて、クリーミーで後味が爽やかなボルシチを楽しんでみては?

2.ピロシキ

ピロシキは、ロシアの惣菜パンです。日本では揚げピロシキが多いですが、ロシアでは焼きピロシキも普通に食べられています。中身が入った惣菜パン全体をさす言葉だと考えておくと良いでしょう。

中身にはキャベツ・ジャガイモ・ひき肉&玉ねぎなどの具材が多く、日本で言うところの焼きそばパンやコロッケパンのような感覚で食べられます。特に、熱々のできたてピロシキは格別です!

3.ペリメニ

ペリメニは、ロシア風の楕円型の水餃子です。シベリア風水餃子と呼ばれることもあります。ボルシチと同様にサワークリームや香草ディルなどと一緒に食べられます。サワークリームと塩コショウのシンプルな味付けなので、中身のジューシーな肉のうま味を存分に味わえるのが魅力です。

タネは豚肉や牛肉が使われることが多く、ロシアでは冷凍食品としていたる所で販売されています。

4.ガルプツィ

ガルプツィは、ロシア風のロールキャベツです。硬いキャベツの葉っぱが柔らかくなるまで煮込まれたロールキャベツは、トマトソースによってさらに肉のうま味が増しています。まずはそのまま食べてみて、それからサワークリームを乗せて一緒に食べれば、また一味違った美味しさを味わえますよ。

5.メドヴィク

メドヴィクは、はちみつをふんだんに使ったケーキです。層状ケーキになっていて、サワークリームから作った軽やかでほのかな酸味・甘味がある層とはちみつケーキの層が重なり合っています。ロシアンティーやコーヒーと一緒にいただくと、ケーキの甘味と苦味・渋味の見事な調和を楽しめますよ。

名古屋でロシア・ウクライナ料理を満喫しよう!

この記事では、ロシア・ウクライナ料理を楽しめる名古屋にあるお店5選や名古屋でロシア料理屋を探す際にチェックしておきたいポイント、筆者おすすめのロシア・ウクライナ料理をご紹介しました。

名古屋には老舗のロシア料理屋が多くありましたが、近年では閉店してしまっているお店もあります。

しかし、昔からの伝統ある味を守り抜いているお店や老舗を受け継いだお店、ダイニングバー形式でお酒も楽しめるお店、珍しい本格ウクライナ料理のお店など、今でもたくさんのお店が営業しています。

ロシア料理を名古屋で楽しむなら、費用感や看板メニュー、開催されているイベントなどをお店のSNSや公式サイトでチェックして、他にはない雰囲気を存分に楽しむのがおすすめです。

自分が食べたいロシア・ウクライナ料理をチェックして、訪れるお店を選んでみましょう!

  • 記事を書いたライター
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カズキ@かりぐら

埼玉県和光市出身。大学時代に始めたバックパッカー旅をきっかけに旧ソ連圏にハマり、最終的にロシア語留学を果たす。留学後はWebライター・日本語教師として活躍中。趣味のロシア語や旧ソ連圏の知見を生かした旅行記事の執筆を担当しています。

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