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楽しみ方いろいろ!【関東でりんご狩り】おすすめスポットを紹介

採れたてのりんごをその場で食べられるりんご狩りは、秋ならではのアクティビティです。

関東でりんご狩りができるりんご園では、りんご狩りはもちろん、園内でジャムづくり体験やBBQも可能。秋のおでかけにぴったりの魅力的なスポットが多数あります。

この記事では、関東でできるりんご狩りの楽しみ方や地域別のおすすめスポット、また「ペットOK」などテーマ別のおすすめりんご園をご紹介していきます。

関東でりんご狩り!旬はいつ?りんごの種類も解説

りんご狩りは秋のイメージですが、実はシーズンは結構長く、早いところだと8月下旬から始まり12月上旬まで楽しめるところもあります。こんなに長いのは、りんごの品種によって旬が違うから。

早生種の「おぜの紅」は8月下旬から旬を迎え、真っ赤な色づきや甘みと酸味のバランスの良さが特徴です。

シーズンまっさかりの10月下旬は、甘みが強く蜜がたっぷり入っている「ぐんま名月」が最盛期。同じ時期には「奥久慈宝紅」や「こうとく」なども旬を迎えます。

11月に入って寒さが強まると「ふじ」「サンふじ」「はるか」など甘みが強く蜜入りの美味しい品種が収穫時期となります。

時期は地域や農園によって変わってきますので、お目当ての品種がいつ採れるかは事前に確認すると良いでしょう。

関東でのりんご狩りの楽しみ方

完熟のりんごを木からもいでその場で食べるというのがオーソドックスなりんご狩りですが、それだけじゃない楽しみ方があるのをご存知でしょうか?どんな楽しみ方があるかを、ここでご紹介していきましょう。

りんご狩りでもぎたてそのまま丸かじり

木からもいだりんごを思う存分食べたいなら、「食べ放題」のプランがあるりんご園がおすすめです。もいですぐの新鮮なりんごを丸かじりできるところもありますが、「食べ放題」プランがあるスポットでは、皮むきに必要な道具も無料で貸してくれたり、テーブルやイス・食器が用意されていたりするので便利です。

また皮むきをスタッフがやってくれる農園もあります。子ども連れで刃物を扱うのが心配な場合は、そのようなサービスのある農園がおすすめですよ。

りんご狩りでとったりんごを持ち帰り

「食べ放題」プランは嬉しいですが、そんなにたくさんは食べられない、りんご狩りをじっくり楽しみたいという方も多いでしょう。りんごの収穫そのものを楽しみたいなら、量り売りで持ち帰れるプランがあるりんご園がおすすめです。

持ち帰る重さで支払うパターンや、持ち帰りの数が決まっていてそれ以上は量り売りというパターンなど、いろいろなプランを用意しているところがあります。現地でご当地グルメを味わってからりんご狩りを楽しみたい方にもぴったりですね。

りんご狩りでジュースやジャムづくり体験

りんご狩りだけじゃもったいないというよくばりさんには、体験プランがあるところがおすすめ。ジャムやジュースづくり、アップルパイづくり、さらにはそば打ちなどさまざまな体験ができるところがあります。

自分でもぎとったりんごを使ってジャムやジュースづくりを体験できるなんて、これ以上ない思い出になりそう。お子さんのいる家族連れや、いろいろな体験をしてみたい方におすすめです。

りんご狩りでおすすめのお土産を購入

りんご狩りができるりんご園では、あれもこれもつい手に取りたくなるようなりんごを使った加工品を販売しているところがたくさんあります。ジャムやジュース、アイス、ドライフルーツ、はちみつ、アップルパイやケーキなどのスイーツ、ビールやシードルなどのアルコール飲料まで、工夫をこらした加工品がいっぱい。お土産用にも自分用にも、ぜひお気に入りの逸品を探してみてくださいね。

関東でりんご狩りを満喫できる地域別おすすめスポット

関東にはりんご狩りができるりんご園がたくさんあります。ここでは、地域別のおすすめスポットをご紹介していきましょう。

群馬県でりんご狩り!

群馬県はりんごの名産地で、群馬県生まれの品種も多くなっています。オーソドックスにりんご狩りを楽しめる農園も多いですが、家族連れで楽しめるレジャースポットのようなところやさまざまな体験ができるところもあるので、おすすめをご紹介しましょう。

みなかみフルーツランド「モギトーレ」|家族で遊べて人気のスイーツも味わえる!

ファミリーに大人気なのが「みなかみフルーツランド モギトーレ」。りんご狩りはもちろん、園内でBBQを楽しんだり、ツリーハウスで遊んだり、お土産を買ったり、丸一日いても足りないくらい盛りだくさんのスポットです。

おすすめのグルメのひとつが、園内で採れたフルーツを使ったモギトーレ特製ケーキ。採れたての新鮮な果物を使った見た目にも美味しいケーキは、予約をすればホールで持ち帰ることもできます。

りんご狩りは9月中旬から11月まで。予約もできますので問合せをしてみましょう。

みなかみフルーツランド モギトーレ

【住所】群馬県利根郡みなかみ町新巻5-10
【電話番号】0278-64-2800
【アクセス】
<車>
・関越自動車道月夜野ICから15分
・関越自動車道水上ICから30分
<電車>
・上越新幹線上毛高原駅よりバス 22分
【営業時間】10月〜5月 10:00〜16:00、6月〜9月 9:00〜16:00
【公式ホームページ】https://www.mogitore.jp/

たくみの里 ふれあいの家|りんご狩りはもちろん、そば打ち体験も!

りんご狩りだけでなく、いろいろな体験をしてみたい方におすすめなのが「たくみの里 ふれあいの家」。年間を通して農作物の収穫体験や地元産そば粉を100%使ったそば打ち体験をすることができるなど、アクティビティ好きの方にぴったりのスポットです。

りんご狩りは多数の品種を栽培しているので、8月中旬から11月下旬まで長く楽しむことができます。併設の食堂で手打ちそばを楽しんだり、直売所で新鮮な農作物を購入したりすることもできますよ。

たくみの里 ふれあいの家

【住所】群馬県みなかみ町須川252-6
【電話番号】0278-64-2288
【アクセス】
<車>
・関越道月夜野ICから国道17号経由で14.9km
<電車>
・JR上毛高原駅から車で15分
・JR後閑駅から車で20分
【営業時間】9:00〜16:00 ※火曜日休園
【公式ホームページ】http://fureainoie.cocolog-nifty.com/blog/

茨城県でりんご狩り!

茨城県では、特に北部に位置する久慈郡大子町が関東屈指のりんごの産地です。木に成ったまま完熟させる「樹上完熟」で栽培するので、みずみずしく美味しい点が特徴。自然豊かな農園で、甘く美味しいりんごを楽しめるスポットをご紹介しましょう。

藤田観光りんご園|絵本の中みたいなりんご園

なだらかな丘にある藤田観光りんご園は、どこまでも続くかのような広いりんご園に築100年を超える母屋があり、まるで絵本の中にいるような気分が味わえる素敵なスポットです。

りんご狩りのシーズンは9月下旬〜11月で、園内では常陸牛のBBQを楽しんだり、アップルパイや手づくりパンを手に入れることもできます。混みあうこともあるので予約がおすすめです。

藤田観光りんご園

【住所】茨城県久慈郡大子町浅川400
【電話番号】0295-72-5028
【アクセス】
<車>
・常磐自動車道那珂ICから約60分
<電車>
・JR常陸大子駅からタクシーで約10分
【公式ホームページ】https://applefujita-llc.com/

仲野りんご園|自然豊かな農園でジャム作り体験も!

仲野りんご園は、環境に優しい土づくりをしているエコファーマー。丁寧な土づくりから生まれたりんごはみずみずしくて甘みもたっぷりです。そして自分でもぎとったりんごでジャムやジュースを作る体験ができる点も魅力。作ったジャムは瓶に詰めて持ち帰ることもできますよ。

りんご狩りの時期は9月中旬から11月下旬まで。自然豊かな農園でりんご狩りとジャムづくりの最高の体験ができる、おすすめのスポットです。

仲野りんご園

【住所】茨城県久慈郡大子町浅川3378
【電話番号】0295-72-1579
【営業時間】9:00〜16:00
【公式ホームページ】http://www.apple-nakano.com/

栃木県でりんご狩り!

栃木県のりんご狩りスポットは、高速道路のICから近いところにあるなど交通の便が良い点が魅力。交通の利便性もレジャーの際のポイントのひとつですよね。特徴のあるりんご園があるので、ここで紹介していきましょう。

渡辺りんご園|とことん自然栽培にこだわっている点が魅力

渡辺りんご園は、木の健康を第一に手づくりしたたい肥を使い、殺虫剤や農薬を極力使わずにりんごを栽培している農園です。自然に近い形で育てられたこだわりのりんごはみずみずしくて甘く、安心して食べることができます。

りんご狩りのシーズンは10月上旬から11月末まで。お弁当の持ち込みができて道具一式は貸してもらえるので手ぶらで行ってOKです。ファミリーでのおでかけにぴったりですね。

渡辺りんご園

【住所】栃木県矢板市長井910
【電話番号】0287-43-8552
【アクセス】
<車>
・東北自動車道矢板ICから15分
<電車>
・JR矢板駅よりタクシーで10分
【営業時間】9:00〜16:00
【公式ホームページ】http://www.watanaberingo.jp/

荒牧りんご園|高いところのりんごはスタッフが採ってくれるから安心!

荒牧りんご園のりんごの木の特徴は、クリスマスツリーのように高いところ。これは太陽の光がよく当たって美味しく育つようにしている栽培法なのだとか。太陽をいっぱい浴びて完熟するまで育てたりんごは、美味しさ抜群です。

りんご狩りは入園無料で量り売りのスタイル。手が届かない高いところに成っているりんごは、はしごを使ってもぎとりますが、苦手な方はスタッフが代わりに採ってくれるので安心です。高速道路のICの目の前にあるので、車移動の方にも嬉しいりんご園でしょう。

荒牧りんご園

【住所】栃木県宇都宮市石那田町416
【電話番号】028-669-2528
【アクセス】
<車>
・日光宇都宮道路 篠井ICから1分
・東北自動車道宇都宮ICから7分
<バス>
・関東バス 石那田・船生線 「石那田榊里」バス停下車徒歩1分
【営業時間】8:30~17:30
【公式ホームページ】http://www.kanjuku100.com/

関東でりんご狩りを満喫できるテーマ別おすすめスポット

「子ども連れだけど大丈夫かな?」「ペットを連れて行ってもいいのか」「足腰が弱ったお年寄りは参加できるのだろうか」……。りんご狩りをするうえで、このような疑問がある方もいるでしょう。

ここからはそんなお悩みのある方におすすめのスポットを、テーマ別という形でご紹介していきます。

子連れで行こうりんご狩り!

りんご狩りに子連れで行っても大丈夫なのかと心配される方もいると思いますが、ほとんどの農園はお子様連れで入場することができます。ここでは、ファミリーで特に楽しめそうなスポットを紹介していきます。

精芳園|りんご狩りにパイ作りも!宿泊して体験できるりんご園

精芳園は、養蚕農家だった古民家でオーナーと一緒にりんご狩りを楽しめる滞在型のスポット。他にもアップルパイづくりや採れたての野菜でのBBQ、さらにはオーナーと一緒にご飯づくりまで、盛りだくさんの体験ができます。

りんご狩りのシーズンは9月から12月まで。古民家に宿泊しながら、りんご狩りをして自分でもいだりんごでアップルパイづくりをするという、ほかではできないレア体験をお子さんと一緒に楽しめるスポットです。

精芳園

【住所】群馬県沼田市石墨町580
【電話番号】0278-23-3681
【アクセス】
<電車>
・JR上毛高原駅から車で20分
・JR沼田駅から車で15分
【公式ホームページ】https://seihoen.net/

果実の里 原田農園|りんごの皮むきはスタッフが!ジャム作りの体験も

果実の里 原田農園は年間を通してくだもの狩りが楽しめるナチュラルリゾート。りんご狩りは、8月下旬から12月上旬まで長く楽しむことができます。採ったりんごの皮むきはスタッフが行ってくれるので、お子さん連れでも安心です。

ジャムづくりやパフェづくりの体験は、お子さんの良い思い出になるでしょう。食事ができるレストランや、アップルクーヘンなどりんごで作った加工品が買える直売所も併設されているので、ファミリーにおすすめです。

果実の里 原田農園

【住所】群馬県沼田市横塚町1294
【電話番号】0278-22-3991
【アクセス】
<車>
・関越自動車道沼田ICから2分
<電車>
・JR上越新幹線・上毛高原駅から関越交通定期バス~所要時間40分~「土橋」バス停下車徒歩4分
【営業時間】9:00~17:00(受付16:00まで)
【公式ホームページ】http://www.harada-nouen.com/

ペットも一緒にりんご狩り!

りんご狩りができる農園にはペットは連れていけないな……と諦めていませんか?せっかくのおでかけをペットと一緒に楽しみたい、そんな思いをかなえてくれるりんご園もたくさんあるんです。いくつかおすすめを紹介していきましょう。

滝沢りんご園|ペット連れで楽しめ手ぶらでピクニックもできるりんご園

滝沢りんご園のりんごは、化学肥料を使わず有機減農薬で栽培された点が特徴のりんごです。りんご狩りは9月から11月まで。お弁当の持ち込みやペット連れでの入場もOKです。

滝沢りんご園は、りんご狩りをしながら手ぶらで気軽にピクニックを楽しめるピクニックグッズのレンタルサービス「沼田ピクニック」にも参加しているので、こちらも要チェック。ペットと一緒にりんごの木の下でのんびりピクニックを楽しめるなんて、最高ですね。

滝沢りんご園

【住所】群馬県沼田市白沢町上古語父255
【電話番号】0278-53-2807
【アクセス】
<車>
・関越自動車道沼田ICから7分
【公式ホームページ】https://www.takizawa-apple.com/
<沼田ピクニック>https://www.oishiinumata.jp/n_picnic/index.html

加藤農園|駐車場からすぐそば!子連れもペットもOKなりんご園

加藤農園は、東北道の矢板北ICすぐそばという抜群のアクセスの良さと、樹上完熟で無袋栽培の美味しいりんごが人気のりんご園。葉っぱを摘み取らない「葉とらず」りんごなので糖度も抜群です。

ペットは他の来場者の迷惑にならないようにすれば一緒に入場OK。りんご狩りの場所は駐車場からすぐそばなので、車を降りてからの移動も楽で、子連れでも安心です。ペットも家族も一緒に、秋の一日を楽しめるスポットとなっています。

加藤農園

【住所】栃木県矢板市長井1184
【電話番号】0287-43-9554
【アクセス】
<車>
・矢板北スマートインター出口を左折、県道272号線を道なりに北上(スマートインター出口より約3分)
【営業時間】9:00~15:00(受付14:00まで)
【公式ホームページ】https://www.k-apple.com/

シニアも安心、3世代でりんご狩り!

おじいちゃんおばあちゃんも一緒にりんご園で秋の一日を楽しく過ごしたいものの、「足腰が弱っているから心配……」と思う人もいるでしょう。ここでは、平地にある農園や車いすでの入園がOKなりんご園をご紹介します。

さかうえフルーツ農園|平地なので車いすでも安心

さかうえフルーツ農園は、りんごの木を平たい土地で栽培しているので、ご年配の方や車いすの方でも安心なりんご園です。低いところにもりんごが成っているので、お子さんでも自分で採ることができますよ。

りんご狩りのシーズンは9月から12月まで。りんご狩りに必要なかごや皮むき用のナイフ、さらにはテントやシートも無料で貸し出してくれます。テーブルやイスもあるので、新鮮なもぎたてりんごをゆっくり味わってくださいね。

さかうえフルーツ農園

【住所】群馬県沼田市白沢町高平34-1
【電話番号】0278-53-3020
【アクセス】
<車>
・関越自動車道関越自動車道沼田ICから10分
<電車>
・JR沼田駅から関越交通尾瀬(鎌田、老神、大清水等)方面行きバス~所要時間24分~「学校下」バス停下車すぐ
【営業時間】9:00~15:00(受付14:30まで)
【公式ホームページ】https://sakauefruits.com/index.html

後藤りんご園|車いすも子連れもペットもOKなりんご園

後藤りんご園は、土づくりにこだわり、有機肥料減農薬でりんごを栽培しているりんご園です。車いすでの入場はもちろんペット連れでの入園もOK。お弁当の持ち込みができて休憩スペースも用意されていますので、3世代でのりんご狩りにおすすめです。

りんご狩りは9月から12月まで。多品種を栽培しているので、時期が合えばいろいろな種類のりんごをもぎとることができます。食べ比べをしてみるのも良いですね。

後藤りんご園

【住所】群馬県沼田市久屋原町320-1
【電話番号】0278-23-8180
【アクセス】
<車>
・関越自動車道沼田IC
<バス>
・「中道」バス停より徒歩10分
【営業時間】9:00~17:00
【公式ホームページ】https://gotoapplefarm.com/

関東でりんご狩りをまるごと楽しもう

りんご狩りと一口にいっても、りんご狩りを純粋に満喫する、併設のレストランや直売所で食事や買い物も楽しむ、さまざまな体験を通してりんごの魅力に触れるなど、いろいろな楽しみ方があります。

子どもと一緒に安心して行けるりんご園や車いすで入園可能なりんご園もありますので、誰と行くか・何を目的にするかを考慮し、自分にあった農園を見つけ関東でのりんご狩りを楽しんでくださいね。

  • 記事を書いたライター
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Ikuko ”Iku-bay” Sato

東北生まれ、東北在住。地元と猫をこよなく愛するライター。関心事は、食と酒、料理、街歩きや街づくり、写真、スポーツ、映画やサブカルなど幅広く、新しいもの大好き&好奇心旺盛。歴女でもある。

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