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初心者でも釣れる!レンタルありのおすすめ氷上ワカサギ釣りスポット

結氷した湖のうえで行う氷上ワカサギ釣りは、冬のレジャーとして人気。釣り道具を持っていなくてもレンタルできるところがたくさんあるので、初心者でも気軽に楽しめるのがうれしいポイントです。旭川に住んでいる筆者も、2021年に生まれて初めて氷上ワカサギ釣りをしました。その日は結局1匹も釣れませんでしたが、とても良い経験になり楽しかったことが印象に残っています。

今回は、初心者でも楽しめる全国のおすすめ氷上ワカサギ釣りスポットを、氷上ワカサギ釣りの経験者である筆者が紹介します。どこもレンタルありのスポットですので、ぜひ参考にしてみてください。

氷上ワカサギ釣りのシーズンはいつ?

氷上ワカサギ釣りのシーズンは、一般的に寒い冬の時期となっています。湖面が凍結し十分な厚みがあることで、安全に釣りができる環境が整うためです。

通常は1月〜3月ごろ

氷上ワカサギ釣りは、主に1月から3月にかけて楽しめます。湖が凍り、氷の厚みが安定するこの時期が最適で、多くの人々が楽しみにしている季節です。北海道では例年1月上旬くらいから氷上ワカサギ釣りを楽しめるところもありますが、東北は1月中旬、関東は1月下旬くらいから解禁となることが多いです。

ドーム船のワカサギ釣りなら9月から行えるところも!

ワカサギ釣りは、氷上以外にドーム船でも楽しむことができます。ドーム船を利用したワカサギ釣りは、例年9月ごろからシーズンが始まります。ドーム船は湖面に浮かぶため、氷の状況に左右されずに快適な環境で釣りが可能です。

暖房も完備していることが多く、寒さを気にせずにワカサギ釣りを楽しめますよ。氷上ワカサギ釣りよりも早い時期から楽しめるので、氷上ワカサギ釣りのシーズンが始まる前に体験してみるのもよいでしょう。

氷上ワカサギ釣りに必要な道具は?レンタルはできる?

氷上ワカサギ釣りを楽しむには、いくつかの専用道具が必要です。ここでは、絶対に必要なものを下記にまとめました。

  • 釣り竿
  • リール
  • 仕掛け
  • 重り
  • エサ
  • バケツ
  • アイスドリル

釣り糸や仕掛けなどの基本的な釣り具はもちろん必要ですが、氷に穴を開けるアイスドリルも重要です。また、ワカサギを効率よく釣るための専用仕掛けやエサ、釣ったワカサギを入れるバケツも欠かせません。さらに、長時間外にいるため、寒さ対策として防寒用のイスやテントもあれば快適です。

しかし、これらをすべて用意するのは大変ですし、お金もかかります。多くの釣り場では、これらの道具をレンタルできる場合がありますので、まずはレンタルで始めてみるのがおすすめです。特に初心者向けのプランでは、釣り具一式やテント、防寒着などをセットで借りられることが多く、手ぶらで気軽に氷上ワカサギ釣りを楽しめますよ。

氷上ワカサギ釣りに最適な服装は?

氷上ワカサギ釣りでは、寒さに対する十分な対策が重要です。氷のうえは風が強く、体感温度が非常に低くなることがあるため、防寒対策を徹底しましょう。

まず、インナーには保温性の高いヒートテックやフリース素材のものを選び、さらに暖かいミドルレイヤー(中間着)としてダウンやフリースジャケットを重ねます。アウターには、防風・防水性のあるスキーウェアや防寒ジャケットが理想的です。筆者は氷上ワカサギ釣りのとき、ヒートテックにニットのセーター、スキーウェア、ニット帽、スキー用手袋という服装で挑みましたが、快適に過ごせました。

また、足元から冷えることが多いので、厚手の靴下や防寒ブーツも必須です。手袋や帽子、ネックウォーマーなどの小物もしっかりとそろえて、寒さから体を守りましょう。長時間座っていることが多いため、ヒートパッドやカイロなどを持参して体を温める工夫も効果的です。

【北海道エリア】初心者にもおすすめ!氷上ワカサギ釣りのおすすめスポット

北海道は、初心者からベテランまで楽しめる氷上ワカサギ釣りのスポットが豊富です。広大な自然と凍った湖面で楽しむ釣りは、北海道ならではの醍醐味ですね。札幌や旭川などの主要都市からアクセスしやすい場所や、ペットと一緒に楽しめるスポットなど、さまざまな選択肢があります。

【富良野】車がなくても行ける「かなやま湖」

富良野エリアに位置する「かなやま湖」は、車がなくても公共交通機関を利用してアクセスできる便利な場所です。また、空港がある旭川からも車で1時間ほどで行けるので、道外から旅行に来た人でも行きやすい氷上ワカサギ釣りスポットといえるでしょう。富良野は観光地としても有名で、周辺には宿泊施設や観光名所も豊富なので、観光と釣りの両方を楽しみたい人にぴったりです。

かなやま湖では、氷上に穴を開けてワカサギ釣りができ、初めての方でも楽しめる釣り体験プランが充実しています。釣具のレンタルも可能で手ぶらでも参加できるため、初心者や観光客にも人気があります。

かなやま湖

【住所】北海道空知郡南富良野町字幾寅
【アクセス】JR「鹿越駅」から車で5分

【雨竜】ワンちゃんもOK!穴場の「朱鞠内湖(しゅまりないこ)」 

朱鞠内湖(しゅまりないこ)

「朱鞠内湖(しゅまりないこ)」は、北海道雨竜町に位置する美しい湖で、知る人ぞ知る氷上ワカサギ釣りの穴場スポットです。ここではペット同伴が可能で、ワンちゃんと一緒にアウトドアを楽しむことができます。穴場で混雑が少ないため、静かな環境でゆったりとワカサギ釣りを楽しめるのが魅力です。

釣り具のレンタルも充実しており、初心者でも気軽に参加できるプランが提供されています。釣りの合間に、広大な湖の自然を散策したり、ワンちゃんと一緒に遊んだりできるため、家族全員で楽しめるのが魅力。

実は、筆者の氷上ワカサギ釣りデビューが、朱鞠内湖でした。愛犬と行けるからという理由で朱鞠内湖に決めたのですが、ロッジにワカサギの釣り方が書かれていて、安心してワカサギ釣りを楽しめましたよ。

朱鞠内湖

【住所】北海道雨竜郡幌加内町朱鞠内
【アクセス】JR「旭川駅」から車で約1時間半

【札幌】灯油ストーブをつけてぬくぬく釣りを楽しもう♪「しのつ湖」

札幌近郊にある「しのつ湖」は、極寒の北海道の冬でも暖かくワカサギ釣りを楽しめるスポットです。特に魅力なのが、釣りテント内に灯油ストーブが完備されている点です。氷上の厳しい寒さを避け、快適に釣りができるため、子ども連れや寒さが苦手な方にもおすすめですよ。

しのつ湖では、初心者向けに釣り具のレンタルはもちろん、組数限定ですが釣り方のプライベートレッスンも受けられます。札幌からのアクセスも良好で、日帰りで気軽に訪れることができるので、旅行に来たついでに氷上ワカサギ釣りにチャレンジしてみるのも楽しいのではないでしょうか。

しのつ湖

【住所】北海道石狩郡新篠津村第45線北2番地
【アクセス】上幌向駅からバスで15分

【網走】氷上ワカサギ釣りの聖地「網走湖」

「網走湖」は、北海道を代表する氷上ワカサギ釣りの聖地として知られ、多くの釣りファンが訪れる人気スポットです。網走湖では、毎年ワカサギ釣り大会が開催されるほど、豊富なワカサギが釣れることが有名で、初心者でもほぼ確実に釣れるとされています。

初心者向けの体験プランも用意されており、釣り具のレンタルやガイド付きツアーもあるため、初めての方でも安心して参加できます。また、釣れたワカサギをその場で天ぷらにしてくれるプランもあるので、アツアツの美味しいワカサギを楽しめますよ。

氷上の広大な風景を眺めながらワカサギ釣りを存分に楽しめる環境が整っている網走湖で、北海道ならではの冬のレジャーを満喫しましょう。

網走湖

【住所】北海道網走市呼人網走湖畔

【アクセス】JR「網走駅」からバスで10分

【関東エリア】初心者にもおすすめ!氷上ワカサギ釣りのおすすめスポット

関東エリアにも、初心者が安心して楽しめる氷上ワカサギ釣りのスポットが点在しています。特に群馬県には手ぶらで気軽に楽しめる釣り場や、自然を満喫できる湖が多くあります。

ここでは、関東で人気の2つのスポットを紹介します。

【群馬】手ぶらでOK!「赤城大沼」

群馬県に位置する「赤城大沼」は、初心者におすすめの氷上ワカサギ釣りスポットです。釣具のレンタルが充実しており、手ぶらで気軽に釣りを楽しめます。また、スタッフによる親切な指導があるため、釣りが初めての方やファミリー層でも安心。特に、子ども連れや観光客に人気が高く、赤城山の美しい景観をバックに、リラックスした時間を過ごせます。

周辺には温泉地もあり、釣りの後に温泉で温まることができるのもポイントです。ただ、暖かい日が続いて湖が十分に凍っていないと一時閉鎖となることもあるので、事前に公式サイトなどで調べてから行きましょう。

赤城大沼

【住所】群馬県前橋市富士見町赤城山
【アクセス】JR「前橋駅」からバスで約1時間半
【公式ホームページ】https://gunma-kanko.jp/spots/670

【群馬】カフェ併設の「榛名湖」

「榛名湖」は、群馬県の観光地としても知られるスポットで、氷上ワカサギ釣りが楽しめます。釣り具のレンタルがそろっているため、手ぶらで訪れることが可能で、初心者でも気軽に参加できますよ。特徴的なのは、湖畔にカフェが併設されている点です。釣りの合間に温かい飲み物を楽しみながら休憩できるため、寒さを気にせず釣りを満喫できます。

周辺には観光施設や地元のグルメスポットもあり、家族連れやカップルにも人気。美しい山々に囲まれた湖で、冬の静かな時間をゆったり過ごしながら釣りが楽しめるのが榛名湖の魅力です。ただ、氷結不足によりここ数年氷上ワカサギ釣りが中止されているので、やはり事前に公式サイトを確認してから行くのがよいでしょう。

榛名湖

【住所】群馬県高崎市榛名湖町
【アクセス】JR「高崎駅」からバスで約1時間
【公式ホームページ】https://www.city.takasaki.gunma.jp/site/sightseeing/4625.html

【甲信越エリア】初心者にもおすすめ!氷上ワカサギ釣りのおすすめスポット

冬は雪がどっさり降る甲信越エリアでも、氷上ワカサギ釣りが盛んに行われています。ここでは、冬の大自然を満喫しながら氷上ワカサギ釣りを楽しめるおすすめスポットを紹介します。もちろん、すべてレンタル可能なスポットなので、道具を持っていない方でも気軽に楽しめますよ!

【長野】初心者でも釣れやすい!?「霊仙寺湖」

長野県の「霊仙寺湖」は、初心者でもワカサギが釣れやすいことで評判のスポットです。標高が高く、寒さが厳しい地域に位置するため、湖面がしっかりと凍結し安定した氷上ワカサギ釣りが楽しめます。

霊仙寺湖は広々とした湖面でワカサギ釣りができ、周囲には美しい山々が広がっていて、景観も見事です。また、周辺には温泉施設もあり、釣りの後に体を温めることができるのも魅力的!家族や友人と一緒に、長野の冬の自然を満喫しながら楽しめるおすすめの場所です。ワカサギ釣りに使うアイテムは、レンタルはもちろん購入することもできます。

霊仙寺湖

【住所】長野県上水内郡飯綱町川上
【アクセス】JR「長野駅」からバスで約1時間

【長野】長野県内で一番早く氷上ワカサギ釣りを楽しめる「松原湖」

「松原湖」は、氷上ワカサギ釣りだけでなく、氷結前の解禁の際に桟橋でもワカサギ釣りが楽しめるスポットです。氷上ワカサギ釣りは、例年12月下旬ごろから楽しむことができます。標高が高く冷涼な気候のため、県内の他の湖に先駆けて湖面が凍結し、安定した氷のうえでワカサギ釣りが可能です。

松原湖は、多くの釣り愛好者に親しまれており、特に大きなワカサギが釣れることで知られています。地元の人々だけでなく、遠方からの釣り客にも人気があり、シーズンが始まると多くの釣り人が訪れますよ。また、松原湖の周辺は自然豊かで、冬の静けさと美しい風景を楽しみながらワカサギ釣りができるため、リラックスした時間を過ごせることでしょう。

松原湖

【住所】長野県南佐久郡小海町豊里松原
【アクセス】JR「小海駅」からバスで約10分

初心者必見!氷上ワカサギ釣りのやり方【基本編】

氷上ワカサギ釣りは誰でも楽しめる冬のアクティビティですが、基本を知らないと全く釣れません。実際、筆者がそうでした……。

基本的なやり方を知っておくと、より楽しく、よりたくさんのワカサギを釣ることができます。ここでは、基本的なやり方をステップごとに紹介していくので、ぜひ参考にしてくださいね。

やり方その1:釣りたい場所に穴を開ける

最初に、氷に穴を開けましょう。氷の穴を開ける場所はとても大切ですが、素人にはどこが釣れるポイントかを見極めるのは相当むずかしいため、ここは素直に施設の人や近くのたくさん釣っている人に聞くのがおすすめです。場所は、釣れる場所でなおかつ氷の厚さが十分なポイントを選びましょう。

穴を開ける場所が決まったら、アイスドリルで直径15〜20cmほどの穴を開けます。穴を開ける際は、周りの人や道具に注意しながら安全に行いましょう。釣り場によってはすでに穴が開いている場所もあるため、そのようなスポットを利用するのもおすすめです。自分で穴を開ける場合は、少しずつ力を入れ、氷が割れないように慎重に進めましょう。

やり方その2:仕掛けに餌をつけて水中に落とす

次は釣り竿の仕掛けに餌をつけます。ワカサギ釣りには専用の仕掛けがあり、細かい釣り針が数本連なっているものが一般的です。餌は、紅サシやサシムシなどの小さな虫を使います。

釣り針に餌をしっかりとつけたら、仕掛けを水中にゆっくりと落としましょう。水深や場所によっては、底まで沈めて少し引き上げる位置が最適なポイントになることが多いため、深さを調整しながら様子を見てください。

やり方その3:手応えがあったら竿を待ち上げて糸を巻く

餌を水中に落としたら、しばらく待ちます。ワカサギが餌に興味を持ち、食いつくと手応えが感じられるはずです。軽い引っかかりや震える感覚が竿に伝わったら、すぐに竿を持ち上げて、糸を巻き上げましょう。ワカサギは小さくて引きが軽いため、見逃さないように注意が必要です。

一度に複数のワカサギが釣れることもありますので、慎重にリールを巻いて釣り上げましょう。この動作を繰り返すことで、効率よくワカサギを釣ることができます。

釣ったワカサギはその場で調理OKなところも!

氷上ワカサギ釣りスポットには、自分で釣った新鮮なワカサギをその場で調理して楽しめるところもあります。自分で釣ったワカサギを、寒い中フライや天ぷらにして食べると、外はサクサク、中はふんわりとした食感で、絶品だそうですよ。残念ながら筆者はまだその味を体験できておりませんが、今年こそは……!と意気込んでいます。

釣り場によっては、調理器具や油を用意してくれるサービスもあるため、手ぶらでも気軽に釣りと料理の両方を楽しむことが可能です。特にファミリーやグループで訪れる場合、釣った魚をその場で味わう体験は、思い出深いひとときとなるでしょう。

氷上ワカサギ釣りで素敵な冬の思い出を作ろう

氷上ワカサギ釣りは、寒さの厳しい冬ならではの特別な体験です。自然に囲まれた湖で、氷上に穴を開けて魚を釣るという非日常的なアクティビティは、家族や友人、カップルで楽しむのに最適でしょう。

レンタルありの釣り場なら、初心者でも手軽に始められるため、初めて釣りに挑戦する人にもうってつけです。釣りの結果に関わらず、広がる雪景色や湖の静寂に包まれながら過ごす時間は、心地よいリフレッシュのひとときとなるでしょう。

氷上ワカサギ釣りで自然の美しさと釣りの楽しさを存分に味わい、素敵な冬の一日を過ごしてみませんか。

  • 記事を書いたライター
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水元まぐ

5歳の息子と世界中を旅する北海道在住ライター。北海道は2周目完走!行きたい所がありすぎて、GoogleMAPはピンだらけです。

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