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車中泊や休憩に!温泉ソムリエが関東の温泉がある道の駅を紹介

ホテルや旅館などに泊まらず、自家用車の中で寝泊まりしながら旅行する「車中泊」のスタイルは、お手軽でコストパフォーマンスも良いため数年前から静かなブームが来ています。

車中泊や休憩で車を停める際に便利な道の駅ですが、温泉に入れる道の駅なら車中泊をもっと快適なものにしてくれると思いませんか?

そこで本記事では、温泉に入れる施設が備わった関東の道の駅を紹介します。それぞれの泉質など、温泉ソムリエならではの視点も交えて紹介するので、車中泊や休憩で温泉がある関東の道の駅をお探しの方はぜひ参考にしてください。

道の駅で車中泊する際の注意点

温泉がある関東の道の駅を紹介する前に、まずは道の駅で車中泊する際に知っておいていただきたい注意点について紹介します。

トラブルを回避するための基礎知識として、ぜひご一読ください。

国土交通省は道の駅での車中泊を推奨していない

道の駅は、道路利用者に安全で快適な道路交通環境を提供することや、地域振興の場となることを目的とした「休憩機能」「情報発信機能」「地域の連携機能」を持つ休憩施設です。

国土交通省の見解として、道の駅はあくまで休憩施設であるため、宿泊目的の利用は認められていません。ただし、交通事故防止のための休憩に仮眠することは問題なしとしています。

このことから道の駅は、いくらでも自由に車中泊して良い場所ではないものの、仮眠や休憩のためになら利用できると考えられるでしょう。

車中泊での睡眠と仮眠との線引きが少し曖昧に感じるかもしれませんが、「他の利用者の迷惑にならないこと」を基準に、モラルを超える範囲の長時間駐車をしないようには心がけたいですね。

なかには車中泊目的の利用を完全NGとする道の駅もあるので、車中泊する際は事前に問い合わせて確認しておくと良いでしょう。

参考:国土交通省「休憩施設「道の駅」」

トラブルを避けるためマナーを守って利用する

道の駅は公共の休憩施設なので、たとえ施設側に車中泊が認められたとしても、他の利用者の迷惑になる行為をしてはいけません。口論などのトラブルを避けるためにも、以下の最低限のマナーを守って利用しましょう。

  • 長期滞在しない
  • テントを貼るなどのキャンプ行為を行わない
  • 許可なく公共の電源を使用しない
  • ゴミの不法投棄をしない
  • 騒音に気をつける
  • 無駄なアイドリングをしない

マナーを破って車中泊をしていると、車中泊完全NGの施設が増えてしまいかねません。一人一人がマナーを守り、気持ち良く利用できる環境づくりを目指しましょう。

関東で車中泊や休憩におすすめの温泉がある道の駅

それでは、温泉がある関東の道の駅の紹介に移ります。

【埼玉】道の駅 大滝温泉

埼玉県秩父市にある道の駅で、食事処では秩父名物「豚みそ丼」や「ホルモン焼き定食」がいただけるほか、自家製カレーも自慢メニューの一つです。民族資料館も併設されており、地域の生活文化にも触れられます。売店には秩父ならではのお土産も揃っていますよ。

入浴施設では、pH8.4の弱アルカリ性の温泉が楽しめます。ナトリウム・塩素・炭酸水素・メタホウ酸などの各イオン成分も含まれており、湯上がりの肌をツルツルにしてくれます。

道の駅 大滝温泉

【住所】埼玉県秩父市大滝4277-2
【電話番号】0494-55-0126
【営業時間】4〜11月 10:00〜20:00、12〜3月 10:00〜19:00
【公式ホームページ】https://www.michinoeki-network.jp/otaki/

【埼玉】道の駅 両神温泉薬師の湯

埼玉県秩父郡小鹿野町にある道の駅です。地元で採れた新鮮な野菜や果物、山菜が並ぶほか、手作りこんにゃくや平成の名水百選「毘沙門水」などの地域に密着したお土産も揃っていますよ。食事処では自家製手打ち麺蕎麦やうどんが味わえるほか、平成の名水百選に選ばれた毘沙門水を使ったかき氷「毘沙門氷」も食べられます。

入浴施設では、pH9.1のアルカリ性単純温泉が楽しめます。ぬめりのある湯触りが特徴的で、肌をツルツルにしてくれる点がメリット。両神山や荒川の雄大な景色を眺めながら入浴できるのも嬉しいポイントです。

道の駅 両神温泉薬師の湯

【住所】埼玉県秩父郡小鹿野町両神薄2380番地
【電話番号】0494-79-1533
【営業時間】10:00〜20:00 ※最終入場19:30
【公式ホームページ】https://kabushikigaishachiikishoushaogano.jimdosite.com/
【SNSアカウント】公式Instagram:https://www.instagram.com/ryokami_yakushinoyu/

【千葉】道の駅 むつざわ つどいの郷

千葉県長生郡睦沢町にある道の駅です。サイクルステーションやドッグラン、BBQ施設などのアクティビティを楽しめるのが魅力の施設で、マルシェなどのイベントも度々開催されています。食事処では石窯で焼き上げたピザやパスタなどが人気です。

入浴施設では、地層のすき間に眠る「かん水」と呼ばれる太古の化石海水を天然ガスで温めた温泉を、源泉かけ流しで楽しめます。ヨウ素を多く含んだナトリウム塩化物泉で、筋肉や関節の疲れ・冷え性などに効果的なお湯です。露天風呂やサウナ、水風呂も完備しており、お風呂上がりは食事もできる琉球畳の休憩スペースでゆったり過ごせます。

道の駅 むつざわ つどいの郷

【住所】千葉県長生郡睦沢町森2番1
【電話番号】0475-36-7405
【営業時間】10:00〜21:00
【公式ホームページ】https://mutsuzawa-swt.jp/

【群馬】道の駅 あがつま峡

群馬県東吾妻町にある道の駅です。国指定名勝「吾妻峡」の玄関口に位置しているため、絶景を見に行く際の休憩地点としておすすめです。農産物直売所では地元で採れた新鮮な野菜や果物を購入でき、食事処では地元の食材を使った郷土料理をいただけます。ドッグラン施設もあるため、ワンちゃん連れの人にもおすすめの道の駅ですよ。

入浴施設では、地下1,500mから湧き出る天然温泉が楽しめます。泉質は塩化物泉で、体の芯からポカポカと温めてくれるのが魅力のお湯です。無料で利用できる足湯もあるため、気軽に温泉気分を楽しみたい人にもおすすめです。

道の駅 あがつま峡

【住所】群馬県吾妻郡東吾妻町大字三島6441
【電話番号】0279-67-3193
【営業時間】10:00〜21:00 ※最終受付20:30
【公式ホームページ】https://www.pref.gunma.jp/site/yamba/500101.html
【SNSアカウント】
https://www.instagram.com/agatsumakyo.michinoeki/

【群馬】道の駅 よしおか温泉

群馬県北群馬郡吉岡町にある道の駅で、パークゴルフやテニス、サイクリングなどのアクティビティを楽しめます。甘さ控えめで懐かしい味わいが魅力の「船尾まんじゅう」が販売されているため、温泉と一緒に楽しむのも良いでしょう。

また「道の駅 よしおか温泉」には、車中泊用のスペースであるRVパークのエリアがあるため、事前にインターネットから予約しておけば、安心して快適に車中泊を満喫できます。

入浴施設では、利根川河畔の地下1,300mから湧き出るアルカリ泉が楽しめます。利根川を眺めながらの露天風呂は格別です。気軽に利用できる足湯もあるので、ぜひ立ち寄ってみてください。

道の駅 よしおか温泉

【住所】群馬県北群馬郡吉岡町漆原2004番地
【電話番号】0279-54-1221
【営業時間】10:00〜21:00
【公式ホームページ】https://www.yoshioka-onsen.jp/
【SNSアカウント】
https://www.instagram.com/yoshioka_onsen/

【群馬】道の駅 中山盆地

群馬県吾妻郡高山村にある道の駅です。昼間は田園風景、夜は満天の星空が辺りを包みます。直売所で扱っている野菜や果物、お米は土地ならではの昼夜の寒暖差により、甘く美味しく育ったものばかりです。約1.5ヘクタールの緑地広場には大型児童遊具や健康遊具などがあり、家族でゆっくり遊ぶのにも適しています。

入浴施設では、塩化物泉のお湯が楽しめます。慢性皮膚炎や神経痛などに効果的で、体を芯から温めてくれますよ。玄関横では飲泉できるほか、温泉たまごの販売もあり、温泉地ならではの味が楽しめるのも魅力です。

道の駅 中山盆地

【住所】群馬県吾妻郡高山村大字中山2357-1
【電話番号】0279-63-2000
【営業時間】10:00〜21:00 ※最終入館20:30
【公式ホームページ】https://www.takayama-kanko.jp/

【栃木】道の駅 うつのみや ろまんちっく村

栃木県宇都宮市新里町にある道の駅です。46ヘクタールの広大な敷地を有しており、プールや体験農場、ドッグランなどがあるほか、ビンゴ大会などのイベントも豊富に行われています。焼きたてのパンを食べられる施設もあるので、朝食に訪れるのも良いでしょう。

入浴施設では、アルカリ性単純温泉のお湯が楽しめます。鞍掛山、古賀志山、赤岩山の雄大な山並みを眺めながら入浴できる露天風呂が、心ゆくまで疲れを癒やしてくれるでしょう。

道の駅 うつのみや ろまんちっく村

【住所】栃木県宇都宮市新里町丙254番地
【電話番号】028-665-8800
【営業時間】10:00〜21:00 ※最終受付20:30
【公式ホームページ】https://www.romanticmura.com/

【栃木】道の駅 湯西川

栃木県日光市にある道の駅です。地元の食材を生かした食事が楽しめるほか、お土産が買える売店、観光スポットの情報を紹介してくれる情報ステーションなどがあります。足湯や岩盤浴もあるので、気軽にお湯を試してみたい人からゆっくりと疲れを癒やしたい人まで、幅広い人におすすめです。

入浴施設では、源泉かけ流しでアルカリ性単純温泉のお湯が楽しめます。ゆったりとした広さと開放的な眺望が魅力の展望風呂もあり、絶好のロケーションの中で入浴したい人にもおすすめです。

道の駅 湯西川

【住所】栃木県日光市西川478-1
【電話番号】0288-78-1222
【営業時間】10:00〜20:00 ※最終受付 温泉19:00 岩盤浴18:00
【公式ホームページ】https://www.michinoeki-yunishigawa.jp/

【栃木】道の駅 きつれがわ

栃木県さくら市にある道の駅です。大正ロマン、大正モダンをテーマとした建物で、レトロな雰囲気を醸し出しています。すぐ近くにキャンプ場やバーベキュー所があり、川沿いでのキャンプが楽しめるのも嬉しいポイントです。食事処ではバラエティに富んだ人気グルメがあり、なかでも鮎の塩焼きはここでしか食べられない逸品です。

入浴施設では、良質なナトリウム塩化物泉が楽しめます。露天風呂、サウナ、水風呂、足湯もあり、色々なスタイルの入浴ができるのも嬉しいポイント。湯上がりはリラックスルームで漫画を読みながら一息つける、極上の癒し空間になっています。

道の駅 きつれがわ

【住所】栃木県さくら市喜連川4145-10
【電話番号】028-686-8181
【営業時間】10:00~21:30  ※最終入場 21:00
【公式ホームページ】https://michinoeki-kitsuregawa.jp/
【SNSアカウント】
https://x.com/m_kitsuregawa
https://www.instagram.com/michinoeki_kitsuregawa/?hl=ja

【栃木】道の駅 はが

栃木県芳賀郡芳賀町にある道の駅です。産地の野菜や果物、お米のほか、地酒や梨ジュースなど、お土産に適した商品が多数並びます。特に芳賀町は幸水・豊水などの梨が特産品で、県内有数の生産地として知られています。ぜひお土産に選んでみてはいかがでしょうか。

入浴施設では、炭酸水素イオン濃度が高く美肌効果がある泉質と、塩化イオン濃度が高く保温効果がある泉質の2種類が楽しめます。2種類の源泉が楽しめる施設は道の駅では珍しいため、泉質にこだわりがある人は必見です。

道の駅 はが

【住所】栃木県芳賀郡芳賀町大字祖母井842番地1
【電話番号】028-677-6000
【営業時間】10:00〜21:00
【公式ホームページ】http://www.michinoeki-haga.gr.jp/
【SNSアカウント】
https://x.com/michinoekiHAGA
https://www.instagram.com/michinoeki.haga

【茨城】道の駅 奥久慈だいご

茨城県久慈郡大子町にある道の駅です。地域に密着した食品を多数取り揃えており、おやき、りんごソフト、奥久慈茶などが人気です。お祭りやイルミネーションなど、イベントも随時開催しており、家族で立ち寄るのにおすすめですよ。

入浴施設では、大子温泉の源泉から引いたお湯が楽しめます。泉質はナトリウム硫酸塩泉で、高血圧や動脈硬化、切り傷、擦り傷などに効果的なお湯です。旅の疲れをゆっくりと癒やし、心と体をリフレッシュしたい人はぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

道の駅 奥久慈だいご

【住所】茨城県久慈郡大子町池田2830-1
【電話番号】0295-72-6111
【営業時間】11:00〜20:00 ※最終受付19:30
【公式ホームページ】http://michinoeki-daigo.com/

温泉がある道の駅で関東での車中泊・休憩をより豊かなものに

車での関東旅行を快適にするには、温泉がある道の駅を利用するのがおすすめです。土地の名産と良質な温泉の両方を楽しんで、身も心もリフレッシュさせましょう。

車中泊で道の駅を利用する際は、事前に施設に確認を取り、マナーを守って旅行を楽しんでくださいね。あなたの旅行がより良いものになることを祈っています。

  • 記事を書いたライター
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AREC(アレク)

YouTubeでも活動しているクリエイティブ精神豊富なフリーライター。SEOライティング、取材ライティング、写真・動画撮影、動画編集等をメインに活動中。温泉ソムリエの資格を持っており、各地の温泉地や観光地、カフェ巡りが趣味です。フリーになる前は広告代理店にいたので、紙媒体の取り扱いにも慣れています。

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