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地元民絶賛!東北6県ご当地グルメ(B級グルメ・郷土料理)30選

地域に根付き、地元民から愛されているご当地グルメ。地域特有の「郷土料理」や、リーズナブルでおいしい「B級グルメ」など、日本全国には多くのご当地グルメがあり旅行の楽しみのひとつになっています。

今回は、東北地方で生まれ育ち進学や就職などを機に東北6県すべてに住んだ経験のある筆者がおすすめする、東北各県で愛されているB級グルメや郷土料理を紹介します。東北旅行の際には、ぜひ参考にしてみてくださいね。

目次

「青森県」のB級グルメ・郷土料理

東北地方そして本州の最北端に位置する「青森県」。海に囲まれているため「大間のマグロ」をはじめ魚介類がおいしいことで知られていますが、それ以外にもB級グルメや郷土料理がたくさんあります。

八戸せんべい汁|モチモチ食感がおいしい!

「八戸せんべい汁」は、青森県八戸市を中心とした地域の郷土料理で、素朴な味わいで分厚い「南部せんべい」というせんべいを入れた汁物です。一般的には鶏ベースの醤油味ですが、味噌味やすき焼きなど家庭によってさまざまな味付けのせんべい汁が味わえます。汁を吸ったせんべいはモチモチとした食感で、噛むと出汁の味がジュワッと口に広がりクセになりますよ。

十和田バラ焼き|牛肉と玉ねぎの旨み

青森県十和田市を中心とした「十和田バラ焼き」は、ご当地グルメの大会であるB1グランプリで一躍有名になり、全国的に知られることになったB級グルメです。牛のバラ肉と大量の玉ねぎを、醤油をベースにした特製の甘辛いタレに絡めながら鉄板で炒めた一皿。焼肉や肉野菜炒めとは一味違った味わいは、ご飯のおともにもおつまみにも最高です!

味噌カレー牛乳ラーメン|意外な組み合わせがクセになる!

青森県のご当地ラーメンである「味噌カレー牛乳ラーメン」。その名の通り、味噌をベースにしたスープにカレーと牛乳を入れた、新感覚のラーメンです。どんな味か想像できないかもしれませんが、コクのある味噌とスパイシーなカレーを牛乳のまろやかさで包み込んでいるため、一度食べると病みつきになるおいしさですよ!

黒石つゆ焼きそば|焼きそばにつゆがかかって食べやすい

青森県黒石市に伝わるB級グルメが「黒石つゆ焼きそば」です。モチモチ食感の太麺を甘辛いウスターソースで炒め、その上からそばつゆやラーメンスープなどをかけた食べ物。ソースが染み出したつゆは、一滴も残さず飲み干したいくらいの美味しさですよ。

いちご煮|高級食材・ウニの旨みがたっぷり

青森県の太平洋側には「いちご煮」という、その土地ならではのおいしさを詰め込んだ郷土料理が根付いています。果物のいちごを使うものではなく、高級食材として知られるウニやアワビを使ったお吸い物です。もともとは漁師飯として広まったそうですが、現在は行事食として食べられることもあるようです。

「秋田県」のB級グルメ・郷土料理

東北地方の日本海側に面する秋田県は、かねてより米どころとして知られており、あきたこまちをはじめとする稲作が盛んです。そんな秋田県にも、多くのB級グルメや郷土料理があるので紹介していきますね。

横手焼きそば|秋田B級グルメの王道!

秋田県横手市で発祥した「横手焼きそば」は、秋田県のB級グルメの代表格。濃厚なソースが絡んだ太麺は食べ応え抜群!目玉焼きが乗っているので、黄身を崩すとマイルドになってまた違った味わいに変化します。また、焼きそばといえば紅ショウガが定番ですが、横手焼きそばの付け合わせは福神漬けなのが特徴です。

稲庭うどん|伝統のつるつる食感

「稲庭うどん」は、日本三大うどんのひとつでもある伝統の郷土料理。平たい麺がツルツルとした喉越しで、職人の手延べで丁寧に作られています。温かいかけうどんでも冷たいつけうどんでもおいしく食べることができ、お店によっては醤油ベースのつゆだけでなく、くるみだれやカレーつゆなどユニークなメニューもありますよ。

きりたんぽ鍋|秋田が誇る郷土料理

秋田の郷土料理といえば「きりたんぽ鍋」をイメージする人も多いのではないでしょうか。すりつぶしたご飯を杉の棒に巻き付けて焼いた「きりたんぽ」を鶏肉や野菜などと一緒に煮込んだ鍋料理で、寒さの厳しい秋田県にぴったり。秋田県産の比内地鶏や三関せりを使うと、秋田を存分に味わえる鍋になりますよ。

十文字ラーメン|すっきりスープと縮れ麺

県南の十文字町付近の地域には、細めの縮れ麺とあっさりとしたスープが特徴の「十文字ラーメン」があります。初めて食べた人でも、懐かしさを感じるような昔ながらの味わいです。お店によっては麩やかまぼこなどが入っていることもあり、食べ比べしてみるのも良いですね。

ババヘラアイス|職人技が光るアイスクリーム

お祭りやイベント、商業施設などで食べられる「ババヘラアイス」。売り子のおばあちゃんがヘラでアイスクリームを盛り付けることから、このネーミングになったという説があります。シャリシャリ食感が夏に最適なアイスクリームで、いちご味のピンクとバナナ味の黄色のアイスクリームをバラの花びらのように盛り付けてくれますよ。

「岩手県」のB級グルメ・郷土料理

秋田県の隣に位置する岩手県。おいしいB級グルメや郷土料理があり、食べ歩きにもぴったりの場所です。

盛岡三大麺|冷麺、じゃじゃ麺、わんこそば

岩手県盛岡市では「盛岡三大麺」が有名。ツルツルとコシのある麺と深みのあるすっきりしたスープが特徴の「盛岡冷麺」、肉みそを混ぜていただく「じゃじゃ麺」、お椀に盛られた少量のそばを次々と食べていく「わんこそば」。どれも盛岡市を訪れたら必ず食べたい麺料理です。

遠野ジンギスカン|外で食べると最高!

岩手県遠野市に根付くソウルフード「ジンギスカン」。バケツにジンギスカン鍋をセットしてワイルドに食べるのが遠野流です。家族や仲間たちと、外でワイワイ食べるとさらにおいしいですよ。

まめぶ汁|冠婚葬祭やお正月のイベント食

岩手県久慈市のあたりには、「まめぶ汁」という、くるみや黒糖が包まれたお団子「まめぶ」を醤油ベースの汁に入れた汁物があります。野菜や焼き豆腐などの具材の旨みが染み出た醤油ベースの汁で、まめぶの甘さと汁のしょっぱさを同時に味わえます。今ではイベント食としても食べられている、伝統的な郷土料理です。

海宝漬|めかぶ・いくら・あわびのコラボレーション

めかぶ、いくら、あわびという三陸のおいしさを詰め込んだのが「海宝漬」です。宝石箱のようにキラキラとして食べるのがもったいないくらい。ご飯に乗せるのはもちろんのこと、そばやそうめんのトッピングとしてもおすすめです。

「山形県」のB級グルメ・郷土料理

フルーツ大国としても知られる山形県は、麺料理を中心においしいご当地グルメがたくさん。どんなB級グルメ・郷土料理があるのか見ていきましょう。

芋煮|外せない山形名物!

里芋をメインに、肉や野菜などをじっくりと煮込んだ「芋煮」。県内でも味付けが異なり、醤油ベースの地域や味噌ベースの地域があるため、食べ比べも良いですね。河川敷やバーベキュー場などでは、多くの人が芋煮会をして楽しんでいます。

冷やしラーメン|夏にぴったりのひんやりラーメン

ラーメンと言えば熱々のイメージが強いですが、山形県では冷たいスープの「冷やしラーメン」が食べられます。氷が浮かんだスープと、プリッと引き締まった麺で、いつも食べている熱々のラーメンとは違ったラーメンを味わえますよ。

赤湯からみそラーメン|コンビニコラボ商品も話題!

山形県の赤湯地方にある「赤湯からみそラーメン」は、味噌ベースのラーメンに辛味噌玉を溶かしながらいただきます。コンビニとのコラボ商品が発売され、全国的に知られるようになりました。お酒を飲んだ後の締めの一杯としてもおすすめですよ。

米沢ラーメン|あっさりスープと多加水麺

米沢市の「米沢ラーメン」は、あっさりとした醤油ベースのスープに、水分を多く含んだ多加水麺が特徴のラーメン。お店によってスープの味だけでなく、麺の旨みや形状も異なるため、お気に入りの一杯を見つけてくださいね。

とりもつラーメン|丁寧に煮込んだ鶏もつのコクがたっぷり

山形県新庄市には、煮込んだ鶏のもつを乗せたラーメン「とりもつラーメン」があります。あっさりとした醤油ラーメンに、鶏の心臓や砂肝、キンカンなどがたっぷりと乗っています。もつ好きにはたまらない一品ですよ。

冷たい肉そば|旨みのある鶏肉とすっきりスープで完食しちゃう!

冷たいかけそばに鶏肉が乗った「冷たい肉そば」は、山形県河北町の名物。汁をキンキンに冷やしているお店もあれば、常温のぬるめにしているお店もあり、お店ごとの違いを楽しめます。すっきりとした味わいの汁は、ゴクゴクと最後まで飲めてしまう美味しさです。

「宮城県」のB級グルメ・郷土料理

東北最大の都市・仙台市を有する宮城県。牛タンが有名ですが、それ以外でもおいしいご当地グルメがたくさんあるので、紹介していきます。

牛タン|テールスープと麦飯もセットで

宮城県のソウルフード「牛タン」。食べ応えのある厚切りで、炭で香ばしく焼かれた牛タンは噛むほど旨みがあふれます。牛タンにテールスープと麦飯のセットが主流なので、現地に行ったら定食スタイルで食べてみてくださいね。

白石うーめん|そうめんとは違う魅力!

宮城県の白石市の郷土料理「うーめん」は、油を使わず手延べで丁寧に作られた伝統的な麺料理。一般的なそうめんよりも少し太く、長さは短めなので、子どもから高齢者まで食べやすいといわれています。温かくしても冷たくしてもおいしいため、一年中食べられています。

笹かまぼこ|そのままでも焼いても煮てもおいしいマルチプレイヤー

仙台発祥の「笹かまぼこ」は、プリっとした食感と魚介の旨みを感じられるご当地グルメ。そのまま食べてもおいしいですが、わさび醤油やマヨネーズなどを付けるのもおすすめです。また、焼いたり煮たりしてもおいしく食べられるので、実はいろいろな食べ方ができる食材だといえます。

油麩丼|出汁を吸った油麩は絶品!

宮城県登米地方に伝わる、油で揚げた麩・油麩を使った「油麩丼」。カツ丼のトンカツの代わりに油麩を使っていて、油麩を噛むと出汁がじゅわっと口の中に広がります。肉よりもヘルシーだからといって、食べすぎには注意です!

マーボー焼きそば|パンチの効いた味わいをビールと一緒に!

「マーボー焼きそば」は、麺の上にマーボー豆腐が乗ったパンチのあるB級グルメ。麺は、焼かれていたり揚げられていたり、お店によって違いがあります。マーボー豆腐の味付けもお店ごとに異なるので、食べ比べして違いを楽しんでみましょう。

「福島県」のB級グルメ・郷土料理

福島県は、東北6県の中で関東地方に最も近い県です。福島県にはどんなご当地グルメがあるのか、順に見ていきましょう。

なみえ焼きそば|極太麺とスパイシーソースでお腹いっぱい

浪江町のB級グルメ「なみえ焼きそば」は、極太のモチモチ麺が特徴のB級グルメです。豚肉ともやしだけのシンプルな具材に濃厚でスパイシーなソースが絡み、シンプルながら旨みたっぷり。もともと労働者のために考案されたメニューということもあり、腹持ちがよくお腹いっぱいになりますよ。

喜多方ラーメン|毎日でも食べられる日本人が好きな味

福島県の喜多方市は、実はラーメン激戦区。平打ちの多加水麺が特徴で、スープがよく絡みます。あっさりとした醤油ベースのスープが主流ですが、お店によって塩味や味噌味などもあります。

円盤餃子|ボリュームたっぷり!

福島市の「円盤餃子」は、餃子を円盤状に並べて焼いたボリュームたっぷりの一皿です。こんがり焼かれた餃子は、ご飯のお供にもビールのおつまみにも最適。お店によって餃子のサイズや餡の具材、皮の厚みなどが異なるので、食べ歩きするのも楽しいですよ。

ソースカツ丼|甘めのソースとしゃきしゃきキャベツ

カツ丼と言えばトンカツを卵でとじた丼が一般的ですが、福島県のカツ丼は「ソースカツ丼」です。ご飯にしゃきしゃきした千切りキャベツを乗せ、その上に甘辛いソースを絡めたカツをトッピングします。濃厚で香ばしいソースで、ご飯が進むこと間違いなしです。

カレー焼きそば|みんな大好きな2つのメニューが合体!

会津若松市のB級グルメに、「カレー焼きそば」があります。その名の通り焼きそばの上にカレーがかかっているメニューで、目玉焼きやトンカツをトッピングするお店も。小腹が空いたときや、お酒の後の締めなど、いろいろな場面で食べられている人気グルメです。

東北のB級グルメや郷土料理を食べつくそう!

旅行では観光地をめぐるのも楽しいですが、ご当地グルメに舌鼓を打つのも楽しみ方のひとつ。地域に根付くB級グルメや郷土料理を食べると、その土地のことがグッと身近に感じられるはずです。東北地方にある6県にはおいしくて魅力的なB級グルメや郷土料理がたくさんあるので、旅行の際にはぜひ味わってみてくださいね。

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nami

東北生まれ・東北育ち・東京在住。家族やペットとのアウトドア(キャンプ、アウトドア飯)、お出かけが趣味のママライターです。

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