新型コロナ “行動制限 現時点では考えず” 木原官房副長官

新型コロナの感染再拡大への対応をめぐって、木原官房副長官は、現時点では都道府県からまん延防止等重点措置の適用要請はないなどとして、行動制限を行う考えはないと説明しました。

新型コロナの新規感染者数は6日、全国で4万5000人を超えて、1週間前のおよそ2倍となり、感染が再拡大しています。

木原官房副長官は記者会見で「重症化防止を念頭に保健医療体制の維持・強化やワクチン接種などを着実に進めていく。今月中旬の3連休や夏休みで人と人との接触の増加が予想されるため、基本的な感染防止対策と日頃の体調管理の徹底をお願いしたい」と述べました。

そのうえで、まん延防止等重点措置の適用など行動制限については「現時点では、都道府県から重点措置の適用要請はなく、行動制限を行うことは考えていない」と説明しました。

一方「県民割」に代わる観光需要の喚起策「全国旅行支援」を開始するかどうかについて、木原副長官は「足元の状況も踏まえ、新規感染者数や病床使用率などの動向を含め、総合的に見極めたうえで、今月前半に適切に判断したい。その際『県民割』の取り扱いも適切に判断する」と述べました。