北海道観光消費21年度は26%増5481億円、観光機構推計
北海道観光振興機構が21日発表した2021年度の観光産業経済効果調査(推計値)によると、北海道内の観光消費額は20年度比26%増の5481億円だった。19年度比では6割超の減少。新型コロナウイルスの影響で、インバウンド(訪日外国人客)がほぼゼロだったことや、緊急事態宣言などの影響で国内旅行客が減少したことが響いた。
北海道内の宿泊客の観光消費額は3%増の2万7826円だった。北海道外からの宿泊客は1人当たり8万1574円だった。道観光機構は「道外客の宿泊日数や旅行総予算は伸びている」と分析。新型コロナで旅行回数が減っている分、1回あたりの旅行が長期化しているとみる。
観光による経済波及効果は21年度が12%増の7100億円と20年度比で上昇したものの、19年度(2兆1910億円)からは減少したままだ。観光機構の小磯修二会長は「北海道経済における観光業の波及効果は大きい。マイクロツーリズムなど需要の変化に対応していきたい」と話した。
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