西武・プリンス、「ザ・プリンス キタノ ニューヨーク」を来春オープン ザ・キタノホテル ニューヨークをリブランド

ザ・プリンス キタノ ニューヨーク

西武・プリンスホテルズワールドワイドは、ザ・キタノホテル ニューヨークを、2023年春に「ザ・プリンス キタノ ニューヨーク」としてリブランドオープンする。

現地子会社を通じて、北野合同建物の米国法人を運営受託契約を締結した。営業を継続しながら、客室やロビー、レストランなどをリニューアルする。重厚感のある雰囲気を残しながら、モダンな要素を取り入れる。

ザ・キタノホテル ニューヨークは、ニューヨークで約50年に渡って運営を続けている唯一の日系ホテル。建物は地上18階・地下2階建て。高級住宅街のパークアベニューに位置し、グランドセントラル駅やタイムズスクエア、エンパイアステートビルにも徒歩圏内。客室数は150室で、日本料理を提供するレストランや、マンハッタンの夜景が楽しめるルーフトップバーも有する。

創業者の北野次登氏が、1964年にニューヨークの万国博覧会にて「日本館」の建設に携わった際、英語が不得意・かつ他国の文化に不慣れな日本人がニューヨークで生活する不便を感じたことをきっかけに「キタノホテル」の構想を持ち、1972年に元ロックフェラー系列鉱山会社所有のマレーヒルアパートメントを買収・改修し、米国現地法人Kitano Arms Corporationを設立。翌年7月にマンハッタンの高級住宅街パークアベニュー38丁目に「ホテルキタノ」をオープンした。