近ツー親会社、上場廃止の猶予期間銘柄から解除 債務超過解消で

近ツー親会社、上場廃止の猶予期間銘柄から解除 債務超過解消で
 6月14日、近畿日本ツーリストなどを傘下に持つKNT─CTホールディングスは、東証指定の上場廃止にかかる猶予期間入り銘柄から解除されたと発表した。写真は近畿日本ツーリストのロゴ。2016年6月に都内で撮影(2022年 時事通信)
[東京 14日 ロイター] - 近畿日本ツーリストなどを傘下に持つKNT─CTホールディングスは14日、東証指定の上場廃止にかかる猶予期間入り銘柄から解除されたと発表した。同日に関東財務局に提出した有価証券報告書で、2022年3月末で債務超過を解消したことが確認された。
KNTCTは、新型コロナウイルスの感染拡大の影響により21年3月期に96億5400万円の債務超過に陥った。その後の事業構造改革や資金調達などで22年3月期に約243億円の純資産を確保した。
連結決算でも赤字が続いていたが、23年3月期の純損益予想は40億円の黒字を見込んでいる。

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