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政府は10日、2022年度版の観光白書を閣議決定した。コロナ禍を受けた外国人観光客の意識変化に着目し、人が密集する有名な観光地や都市部のホテルよりも、自然とのふれあいや地方旅行を志向する傾向が出てくると予測した。
白書は、世界30の国と地域の約3万人を対象に21年3月に行われた民間調査結果を引用している。「パンデミックの影響で、今よりサステイナブル(持続可能)に旅行したいと思うようになった」との回答が61%に上ったことを紹介した。
具体的には、旅先でのリサイクルや食品廃棄の削減、公共交通機関の利用といった取り組みが注目されているとしている。別の調査からは、農場にある施設やキャンプ場の検索件数が多いことから、アウトドアのニーズが高まっていると指摘した。