“訪日ツアーで得られる情報 ガイドラインに反映” 国土交通相

外国人観光客の受け入れ再開に向けて、24日から少人数の試験的な訪日ツアーが始まることについて、斉藤国土交通大臣は24日の閣議のあとの会見で、関係者が安心できるよう、ツアーで得られる情報をガイドラインに反映していきたいという考えを示しました。

観光庁などが試験的に実施する外国人観光客の訪日ツアーは、24日夕方、アメリカから最初の参加者が成田空港に到着する予定で、およそ2年ぶりに外国人観光客の受け入れ再開に向けた動きが始まることになります。

これについて斉藤国土交通大臣は、24日の閣議のあとの会見で「今後の観光再開に向けて必要な材料を収集するための実証事業で、きょうは節目の日になるのではないか」と述べました。

そのうえで「今回のツアーで受け入れる地域の人たち、そして旅行者の両方が安心、納得できるようにガイドラインをつくる作業をしっかり行いたい」と述べ、関係者が安心できるよう、ツアーで得られる情報をガイドラインに反映していきたいという考えを示しました。

試験的なツアーは、アメリカ、オーストラリア、タイ、シンガポールの4つの国から、ワクチンを3回接種した人を対象に、およそ50人を受け入れ、今月中に岩手県や福岡県など12の県の観光地をまわる予定で、その後、外国人観光客の本格的な受け入れ再開時期を検討する方針です。