湯村ホテル、民事再生法の適用申請 負債総額約11億円、東京商工リサーチ

湯村ホテルB&B

東京商工リサーチによると、山梨県甲府市の湯村ホテルが甲府地裁へ民事再生法の適用を申請した。

湯村温泉郷入口付近に位置する湯村ホテルB&Bを運営していたものの、大手ビジネスホテルチェーンの進出や湯村温泉郷全体の低迷などにより、客室稼働率は低下傾向で、近年の年間売上高は2億円台半ばで推移していた。改装工事や施設修繕などによる借入金は重く、債務超過に陥っていた。

2020年12月には新型コロナウイルスの影響を受け、6,668万円の赤字決算となった。2021年1月に前代表が死去し、妻が新たに社長に就任したが、先行きの見通しが立たず、今回の措置となった。営業は継続している。負債総額は約11億円。