四国の2021年の宿泊者数は過去11年で最低 国交省調査

福家司
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 【徳島】四国のホテル、旅館などの2021年の延べ宿泊者数は817万1千人泊にとどまったことが、国土交通省の宿泊旅行統計調査でわかった。調査の対象施設が現在と同じ基準になった11年以来では最低。

 宿泊者数はコロナ禍前の19年を44%下回り、20年と比べても9%減った。

 21年は日本人は810万7千人泊(19年比39%減)、外国人が6万4千人泊(同95%減)。県別では、愛媛257万5千人泊(19年比41%減)▽香川217万3千人泊(同53%減)▽高知191万2千人泊(同34%減)▽徳島151万1千人泊(同41%減)。20年と比べると、徳島だけが4%増加したが、残りの3県は3~14%減った。

 客室稼働率は35・6%で20年を0・1ポイント上回ったものの、19年を19・5ポイント下回った。県別では19年より全県で減少し、20年と比べても徳島以外の3県で減少している。四国運輸局の担当者は「徳島は全国的に感染が拡大する中、関西圏から近場に観光客が集まったのではないか」としている。(福家司)

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