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ANHA、行動規範を再確認 会員向けコンプラセミナーで

2022年3月4日
編集部:長谷川 貴人

2022年3月4日(金)配信

2021年度通常総会であいさつする清水嗣能会長(2021年6月撮影)

 全日本ホテル連盟(ANHA、清水嗣能会長)は2月25日(金)、連盟会員を対象にしたコンプライアンスセミナーをオンラインで開いた。講師に企業倫理の専門家である麗澤大学国際学部国際学科教授の梅田徹氏を招き、連盟会員としての行動規範の再確認と構築に関する研修会が行われた。

 セミナー前半は、梅田氏がHIS子会社のGo Toトラベル事業に関わる給付金などの不正受給問題について、時系列順に整理したうえで論評を加えて説明した。さらにHISとGo Toトラベル事務局がある観光庁がそれぞれ公表した報告書を基に、両者の再発防止策とコンプライアンス順守の重要性を示した。

 セミナー後半では、全日本ホテル連盟及び業界全体に向けて、コンプライアンス体制の構築について語った。押さえるべきポイントについて、梅田氏は「風通しの良い企業文化を作り上げることが重要。行動規範は自分たちで策定することが望ましく、全体的に取り組めるようなテーマ(環境問題など)を募集し設定して取り組むことで、社員の意識・モチベーション向上につながる。とくにコンプライアンスの問題に限定せず、リスクの洗い出しをするのが極めて重要」と強調した。

 今回のセミナーを開いた清水会長は「業界全体の規範意識を啓蒙していこうと企画した。セミナーを通して規範意識を高め、正しく営業する者が正しく報われる社会を皆で実現することを切望してやまない」と述べた。

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