12月カード消費動向指数 感染拡大前比3.9%増 3か月連続プラス

クレジットカードの利用情報をもとに消費の動向を指数にする調査で、先月は新型コロナウイルスの感染拡大前と比べて3.9%増加し、3か月連続でプラスとなりました。

データ分析会社の「ナウキャスト」とクレジットカード大手の「JCB」は、カードの利用情報をもとにプライバシーを保護したうえで消費の動向を見る指数を公表しています。

それによりますと先月の指数は、新型コロナウイルスの感染拡大前にあたる2018年までの3年間の同じ月の平均よりも3.9%増え、3か月連続で増加しました。

これは、コンビニなどを含む「飲食料品小売業」が前の月よりもおよそ4ポイント増え、プラス38%だったことが主な要因です。

一方、「旅行」はマイナス57%、「交通」はマイナス28%、「宿泊」はマイナス25%余り、「外食」はマイナス11%余りでした。

調査した会社では「年末は一時的に消費が持ち直した可能性が高い。年明け以降のオミクロン株による感染拡大を考えると、今後は消費が減少する可能性もあり、動向を注意して見ていきたい」と話しています。