中国上海市、旅行業界のコロナ規制再導入 団体旅行など禁止

中国上海市、旅行業界のコロナ規制再導入 団体旅行など禁止
 1月14日、中国の上海市は、新型コロナウイルスの感染が再び拡大していることを受けて、旅行業界に対して団体旅行などを禁止するよう指示した。写真は上海で昨年12月撮影(2022年 ロイター/Aly Song)
[北京/上海 14日 ロイター] - 中国の上海市は14日、新型コロナウイルスの感染が再び拡大していることを受けて、旅行業界に対して団体旅行などを禁止するよう指示した。
上海市の観光当局は、旅行会社に対して同市と他の省・地域を移動する団体旅行を再び中止するよう通達した。
新たな感染が発生した省で観光活動を制限するという国の指針に沿ったものだが、昨年11月に導入された旅行業界の制限措置が解除されてから1カ月も経たないうちに再度禁止となった。
上海市では海外渡航者がウイルスを広げるリスクが高まっており、ロイターの集計によると1月の最初の10日間で海外渡航歴のある人の感染は12月の合計を既に上回っている。感染者のうち何人がオミクロン変異株に感染していたかは不明。
1月末から始まる旧正月休み中に旅行をする人が増えるため、当局は警戒を強めている。
国営テレビによると、南部の珠海市は感染者が1人見つかったため、14日から北京への航空便を全て停止した。
13日は国内で143人の有症状の感染者と4人の無症状感染者が報告された。

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