LCCは赤字が売上を超過…大型航空会社は営業利益1兆ウォン?=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.01.06 10:23
韓国では格安航空会社(LCC)と大型航空会社間で営業利益の格差が広がっている。新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)が2年近く続きながらだ。格安航空会社の中には営業損失が売上を越えて資本拡充で一日一日を耐えているところもあることが明らかになった。反面、世界サプライチェーン(供給網)危機で貨物の需要が殺到した大韓航空など大型航空会社は昨年営業利益1兆ウォンに近い。
格安航空会社では営業損失金額が増えている。航空業界では昨年10-12月期、韓国政府のウィズコロナ宣言で航空需要の増加を期待していたが、オミクロン株の拡散で期待は原点に戻った。昨年10-12月期に各社が出した四半期別報告書によると、1~9月期の累積基準で営業損失が売上を越えた格安航空会社は2社だ。国内1位のチェジュ航空は7-9月期まで売上1851億ウォン(約179億円)を計上したが営業損失は2498億ウォンだった。航空旅客数の減少に加えて原油価格と為替レートの上昇で営業外の損失が拡大したためだ。エアプサンも昨年1~9月期累積基準で売上1195億ウォンを計上したが、営業損失はこれよりも多い1479億ウォンを記録した。