OCVB、沖縄修学旅行の事前・事後学習に講師派遣 中止・行き先変更でも対象

2021.11.15 11:16

十文字高校では講話後、生徒や先生を交え、三線の演奏に合わせて伝統的な踊りを紹介

 沖縄観光コンベンションビューロー(OCVB)は、修学旅行前後の学習活動に必要な知識やノウハウを有するアドバイザーや講師を学校に派遣し、支援する事業を展開している。沖縄への修学旅行の継続実施につなげることが目的。これまでは沖縄修学旅行を実施した学校を対象に行っていたが、新型コロナウイルス感染症の影響で中止した学校や他方面へ行き先を変更した学校も対象とした。

 同事業は、沖縄全般、平和学習、歴史・文化、自然環境の4分野から選択できる。学校の学習状況に合わせて講話を行う。アドバイザーによってはオンラインでの講話も可能だ。

 10月には、東京都の十文字高校にアドバイザーの高山厚子氏を派遣し、沖縄学習会を実施した。同校は例年、沖縄で修学旅行を行っていたが、今年度はやむを得ず行き先を変更した。高山氏は長年アドバイザーとして活躍し、21年度沖縄県観光功労賞を受賞。沖縄の魅力や沖縄戦で起こったことなどの講話に加え、生徒に平和な未来の実現に向けて何ができるかを問いかけた。

 アドバイザー派遣事業の実施期間は22年2月25日まで。詳細は、旅行会社や教職員向けの修学旅行専門サイト「おきなわ修学旅行ナビ」で確認できる。

関連キーワード