Airline Ratingsはエミレーツ航空社長のティム・クラーク氏のインタビューを掲載しており、クラーク氏は最近の航空業界でトレンドとなっている超音速機やeVTOL(電動垂直離着陸機)による「空飛ぶタクシー」の事業について懐疑的な見方を示している。

超音速機については、ユナイテッド航空が15機を発注するなどして話題になっているが、「通常の飛行機と同じ燃料消費であるにも関わらずコンコルド以下の75人しか運べず、環境負荷軽減のプレッシャーもあるなかで良い考えとは感じない」とコメント。

またeVTOLについては安全な運航を実現するための体制が不十分と指摘。このほか代替燃料についても、少なくとも水素については保管の問題などから短期的な実現は不可能で、関係者はそのメリットを現時点で過度にアピールするべきではないと釘を刺している。