TTG Asiaによると、タイで新たなホテル予約プラットフォーム「Locanation」が稼働した。OTAに対抗し、ホテルにコミッションを課さない「ソーシャル・トラベル・マーケットプレイス」を目指す。

Locanationでは、参画施設が自ら宿泊プランなどを提示し旅行者との予約などのやり取りも直接する仕組み。タイ語と英語、中国語に対応する。ホテルに加えレストランなどの飲食店やエンターテイメント施設などの利用も想定する。

ホテル流通ではOTAへの対抗策として直販化の流れもあるが、タイではホテル全体の7割は中小・独立系でオンライン予約機能を持ってなく、Locanationはそうした状況で新たな選択肢を示したい考え。

Locanationはタイ国政府観光庁のスタートアップ支援事業の対象にも選定されており、2022年までに2万軒のホテルと契約を結ぶ目標を掲げている。