機内の迷惑行為を刑事訴追の対象に、米司法省に有力議員が要請

機内の迷惑行為を刑事訴追の対象に、米司法省に有力議員が要請
米上院民主党の有力議員2人はガーランド司法長官宛てに書簡を出し、機内における乗客の問題行為による事件が増えているのを受け、そのような行為を刑事捜査・訴追の対象とするよう求めた。写真ダービン院内幹事。8月8日、ワシントンで撮影(2021年 ロイター/Elizabeth Frantz)
[ワシントン 20日 ロイター] - 米上院民主党の有力議員2人はガーランド司法長官宛てに書簡を出し、機内における乗客の問題行為による事件が増えているのを受け、そのような行為を刑事捜査・訴追の対象とするよう求めた。
書簡はダービン院内幹事とキャントウェル商業委員長が作成。米連邦航空局(FAA)にも書簡を送り、「民事上の罰則だけでは航空機搭乗客による犯罪行為を抑止できていない」と指摘。
司法省とFAAに対し、犯罪に該当する行為が刑事訴追の対象となるよう図るために協力して取り組むよう呼び掛けた。
FAAと司法省はコメントしていない。
米大手航空会社と航空業界の労組でつくるグループは6月に、増加が続く機内の暴力行為について司法省に徹底的な刑事訴追を行うよう要請する書簡を送っている。
機内の手に負えない乗客による事件は今年に入ってから4284件報告されており、そのうち3123件がマスクに関連していた。FAAは154件について法執行措置を開始しており、100万ドル超の罰金を提案している。

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