タイ、景気回復支援策で富裕外国人100万人の誘致策承認

タイ、景気回復支援策で富裕外国人100万人の誘致策承認
 9月14日、タイ政府は14日、経済回復支援の一環として、より長期のビザ発給や税制優遇など「高い潜在性のある」外国人の誘致策を承認した。写真はバンコクの風景。6月撮影(2021年 ロイター/Athit Perawongmetha)
[バンコク 14日 ロイター] - タイ政府は14日、経済回復支援の一環として、より長期のビザ発給や税制優遇など「高い潜在性のある」外国人の誘致策を承認した。
同国経済は新型コロナウイルス感染拡大で深刻な打撃を受け、基幹産業の観光部門は依然として不振に陥っている。政府による今年の経済成長予想はわずか0.7─1.2%。昨年は6.1%のマイナス成長だった。
タナコーン政府報道官は会見で、この計画により、2022─26会計年度に、年金生活者や熟練専門職を含む富裕な外国人100万人をタイに誘致できる見通しだと述べた。
また報道官は、この計画で、支出が1兆バーツ(303億6000万ドル)、投資が8000億バーツ、税収が2700億バーツそれぞれ増加すると見込まれている、とした。
計画は5年毎に見直されるという。

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