中国の国産旅客機「C919」、年内納入に向け最終組み立て段階

中国の国産旅客機「C919」、年内納入に向け最終組み立て段階
 9月14日、中国航空当局は13日、中国の新型国産旅客機「C919」が中国東方航空への年内引き渡しに向けて最終組み立て段階に入ると明らかにした。写真はC919の試験飛行。上海で2019年10月撮影(2021年 ロイター/Stringer A)
[北京/シドニー 14日 ロイター] - 中国航空当局は13日、中国の新型国産旅客機「C919」が中国東方航空への年内引き渡しに向けて最終組み立て段階に入ると明らかにした。
中国商用飛機(COMAC)が開発するC919は、エアバスやボーイングに対抗する航空機を開発する10年に及ぶ計画で大きな節目となる。
航空当局はソーシャルメディアでC919の認定委員会が9月10日に上海で開かれ、COMACのジェット機のバッチ生産に関する報告を確認したと明らかにした。
COMACは、C919の商用運航のための型式証明を年内に取得したい考え。
当局によると、量産に必要な生産証明の取得のため、現在の計画を調整する案も承認されたという。ただ、詳細は明らかになっていない。C919は現在制限付きバッチ生産の段階にある。

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