英首相、冬に向けコロナ対策発表へ 接種証明は導入中止=保健相

[ロンドン 12日 ロイター] - 英国のジョンソン首相は、今後数カ月の冬季に向けた新型コロナウイルス対策を14日に発表する予定で、ワクチン接種が完了した人への接種証明書(ワクチンパスポート)の導入中止を明らかにする。ジャビド保健相が明らかにした。
ジャビド氏は複数放送局とのインタビューで、新型コロナ対策のための新たなロックダウン(都市封鎖)は見込んでおらず、政府はコロナウイルスのワクチン接種と検査に重きを置いていることから、ワクチンパスポートは導入しないとの見通しを示した。
 9月12日、英国のジョンソン首相は、今後数カ月の冬季に向けた新型コロナウイルス対策を14日に発表する予定で、ワクチン接種が完了した人への接種証明書(ワクチンパスポート)の導入中止を明らかにする。写真はロンドンでワクチン接種を受ける人。8月1日撮影(2021年 ロイター/Henry Nicholls)
ジャビド氏はスカイニュースの取材に対して「冬に向け首相は今週、向こう数カ月の新型コロナ対策を発表する予定で、その中で政府のワクチン接種プログラムが機能していることに触れる」と述べた。
BBCの取材に対しては、これ以上のロックダウンは想定していないが、それを選択肢から外すことはないと説明した。また、政府は大規模イベントへの参加が可能になるワクチンパスポートの導入は進めないとし、旅行者に対するPCR検査を出来るだけ早期に廃止したいとの考えを示した。

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