7月の国内宿泊者、旅行増で3千万人超 GoTo以来

初見翔
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 観光庁は31日、7月の日本人の国内宿泊者数(速報値)が、のべ3007万人(前年同月比29・9%増)だったと発表した。3千万人を超えるのは、政府の観光支援策「Go To トラベル」が全国で実施されていた昨年11月(3668万人)以来、8カ月ぶり。新型コロナの感染拡大が収まらないなか、夏を迎えて旅行する人は増えていた。

 のべ宿泊者数は、6月より1千万人以上増えた。新型コロナ禍前の2019年の同じ月と比べると、5月は51・5%減、6月は46・6%減だったが、7月は26・6%減に回復している。

 観光庁の担当者は、ほぼ無観客だった東京五輪に伴う宿泊増は限定的とみる一方、一部地域で緊急事態宣言が解除された影響などが出た可能性を指摘。前年同月より約3割増えたことについては「新型コロナ自体の捉え方が変わってきているのでは」と述べた。

 外国人の7月の国内宿泊者数は、東京五輪で選手や関係者が来日した影響で、のべ85万人(前年同月比約3・6倍)に増えた。(初見翔)

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