新型コロナウイルスのパンデミックによって、旅行する前に考慮すべきルールが数多く導入されたのは確かだ。

そして、そのリストにまた一つ新たなものが加わった。いくつかの航空会社が、機内で特定のタイプのマスク着用を禁止したのだ。

安全性を高めるために多くの人が今もマスクを着用しており、公共交通機関では医学的見地から例外とされる人以外は今も着用が義務付けられている。だが今度は、飛行中の機内で着用できるマスクの種類も考えなくてはならなくなった。

フィンランドの航空会社であるフィンエアーは今月、多くのファッションブランドが販売しているような布製マスクの着用を認めないと発表した。代わりに、サージカルマスクを着用しなければならない。

同社は「当社は、機内で布製マスクの着用を認めません。不織布マスク、FFP2かFFP3のバルブのついていない保護マスク、もしくは同水準のバルブなしのマスク(N 95)のみ認めます。機内では、常時マスク着用の必要があることにご留意ください」とツイートした。

これはxの内容です。詳細はそちらでご確認いただけます。

「私たちは、お客様と従業員の安全を最優先に考えています。布製マスクは人々を感染から守るためには不織布マスクほど効果的ではありません」とも加えていた。

こうしたスタンスを取る航空会社が増えており、フィンエアーもそのうちの一社。以前にもルフトハンザとエールフランスが「機内では不織布マスクか、バルブのないFFP1、FFP2、FFP3タイプのマスク着用が必須」と述べている。

布製マスクでもつけないよりはマシだが、不織布マスクかそれと同等レベルのマスクの方が、全体的な防護効果に優れていることに同意する人が増えているからだ。

こうしたルールは頻繁に変わるため、搭乗前に航空会社のポリシーをチェックしておくのがベストだ。

※この記事は、海外のサイトで掲載されたものの翻訳版です。データや研究結果はすべてオリジナル記事によるものです。また、日本における新型コロナウイルスに関する最新情報については厚生労働省WHOのサイトをご確認ください。


Translation: Mitsuko Kanno From Prima