旅工房、自治体特産品のECサイト構築へ まず湯沢市
インターネット専業の旅行会社、旅工房は2022年1月をメドにEC(電子商取引)サイトで自治体の特産品を販売する。秋田県湯沢市を皮切りに、メールマガジンの会員らに現地でしか流通していない商品を紹介。特産品を入り口に地域に興味を持ってもらい、新型コロナウイルス感染収束後の旅行需要掘り起こしを狙う。
旅工房は26日、特産品の販売拡大や観光誘客について湯沢市、フィデアホールディングス傘下の北都銀行、市観光物産協会と連携協定を結んだ。
旅工房と湯沢市は連携し、まず10月半ばをめどにメルマガ、SNS(交流サイト)などを通じて市の特産品の詰め合わせ「ゆざわBOX(ボックス、仮称)」の販売を始める。商品は3千、5千、1万円の3種類を想定。無添加の味噌や農林水産大臣賞を受賞したリンゴのケーキ、旬の食材などを検討している。
旅工房は2017年4月、東証マザーズに上場。インターネット限定で旅行商品を販売し、20~30代の旅行好きの女性会員が多い。海外旅行が中心だったが、20年6月に国内旅行を取り扱う部署を立ち上げた。