タイ、都市封鎖措置強化へ コロナ感染者が3日連続で過去最高に

タイ、都市封鎖措置強化へ コロナ感染者が3日連続で過去最高に
 7月18日 タイ政府は18日、新型コロナウイルスの感染者数が3日連続で過去最高を記録したのを受け、バンコクと高リスクの県についてロックダウン(都市封鎖)措置を強化する方針を表明した。写真は医療用酸素。7月21日、バンコクで撮影(2021年 ロイター/Chalinee Thirasupa)
[バンコク 18日 ロイター] - タイ政府は18日、新型コロナウイルスの感染者数が3日連続で過去最高を記録したのを受け、バンコクと高リスクの県についてロックダウン(都市封鎖)措置を強化する方針を表明した。大部分の国内線フライトの運航を停止するほか、夜間外出禁止令の適用地域を広げる。
タイでは同日、新たに1万1397人の感染者と101人の死者が確認され、累計の感染者が40万3386人、死者が3341人となった。
バンコクのほか、政府が高リスクに分類した県を離発着する国内便は21日から運航停止となる。医療関係のフライトや緊急着陸機、政府の観光再開プログラムに関係した便は対象から除外される。また、対象地域以外の国内便は定員の50%でのフライトのみ認められる。
国家安全保障会議トップのナッタポン・ナクパニッチ将軍は、国民に在宅を促すための措置強化は20日から適用されると説明。ただ、スーパーマーケットや銀行、病院、医療クリニックは引き続き開くことができる。
官報によると、ショッピングモールは閉鎖され、午後9時─午前4時の外出禁止令は20日からチョンブリー県、アユタヤ県、チャチューンサオ県で適用される。
バンコクやその他9県では既にこうした措置が取られている。
タイでは、中国・科興控股生物技術(シノバック・バイオテック)製と英アストラゼネカ製のワクチン接種が6月に始まり、これまでのところ人口6600万人のうち約5%が2回の接種を終えている。

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