ホテル事業の再生なるか? 旧奈良監獄|産業遺産のM&A

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旧奈良監獄…アーチ型の入口と両脇に円筒を備えたロマネスク様式の表門

JR奈良駅の北東、若草山と、桜並木で有名な佐保川を隔てた高台の住宅地に、巨大な明治期のレンガ建築群がそびえ、広がっている。明治政府が国の維新をかけて近代化を進めた監獄、通称「旧奈良監獄」である。2021年現在は耐震工事中で一般公開はされておらず、見上げるようなレンガ塀と堅牢な門扉に閉ざされているが、ホテルとして蘇る計画が着実に進んでいる。

「明治5大監獄」の一角をなす

旧奈良監獄の前身は江戸期の1613年、現奈良女子大学の敷地内に奈良奉行所が設立され、その北側に牢屋敷ができたことに始まる...

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