今年の世界航空需要、コロナ前の57%減予想「危機は予想以上に長く深刻化」

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 【ロンドン=池田晋一】世界の航空会社でつくる国際航空運送協会(IATA)は21日、2021年の世界の航空需要が、コロナ禍前の19年比で57%減になるとの見通しを発表した。昨年12月時点の予測(49%減)から下方修正した。各国の移動制限が長期化し、需要回復が遅れると判断した。

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 航空需要は、旅客数に飛行距離を乗じた「旅客キロ」で示す。IATAは、移動制限が緩い国内線は回復基調となる一方、国際線の需要低迷が足を引っ張るとみている。地域別では、北米が41・5%減と予測し、ワクチン接種が遅れ気味な欧州は66・3%減と見込んだ。今年の航空会社の売上高は、19年の55%にとどまると予想した。

 IATAのウィリー・ウォルシュ事務局長は「コロナ禍による航空産業の危機は予想以上に長く、深刻化し、その痛みは増している」とのコメントを出した。

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