USJ JTBなどから約50人の社員 一時出向で受け入れへ

大阪のテーマパークのUSJ=ユニバーサル・スタジオ・ジャパンは、新型コロナウイルスの影響で業績不振に陥っている大手旅行会社のJTBと、日本航空の空港でのサービス業務を行っている会社から合わせておよそ50人の社員を一時出向で受け入れる方針を固めました。

関係者によりますと、USJはJTBの社員と日本航空の関西空港などでの旅客サービス業務を行っている会社の社員の合わせておよそ50人を一時出向で来月から受け入れる方針を固めました。

期間は1年で、テーマパーク内でのチケットの販売や入場時の案内などを週5日の勤務で担当します。

賃金は、実際に働いた分を時給ベースでUSJが支払い、基本給に達しない場合は出向元の会社が補うということです。

USJとしては、観光や旅行に携わる他社の社員を受け入れることで新しいアイデアを吸収し、サービスの向上につなげたい考えです。

一方、出向元の2社は人件費を抑えながら社員の働く場を確保し、コロナ後に備えるねらいがあるものとみられます。