1泊7000円上限に補助検討 県またがない旅行喚起策 国が支援へ

Go Toトラベルの運用停止が続く中、政府は、比較的、感染が落ち着いている自治体が県をまたがない旅行を対象に行う独自の観光需要の喚起策に対し、財政支援する方針を固めました。旅行者1人当たり、1泊につき7000円を上限に、自治体の事業費を国が補助することを検討しています。

旅行代金の割り引きなどが受けられるGo Toトラベルは、去年の年末から全国一律で運用が停止されています。

一方で、観光庁によりますと、今月17日の時点で、およそ20の県がそれぞれの県民を対象に旅行代金を割り引く事業などを行っているということです。

政府は、こうした比較的、感染が落ち着いている自治体が独自に行っている観光需要の喚起策に対し、財政支援を行う方針を固めました。

財政支援をするのは、県をまたがない旅行を対象にした事業で、1人当たり1泊につき宿泊費の割り引きでは5000円、食事や買い物などでは、2000円の、合わせて7000円を上限に、国が事業費を補助することを検討しています。

政府は当面、Go Toトラベルの運用停止を続ける方針ですが、比較的、感染が落ち着いている地域からは観光事業者への支援を求める声が出ていました。