国境封鎖10月まで継続も、航空業界団体が予想 「政府は支援を」

国境封鎖10月まで継続も、航空業界団体が予想 「政府は支援を」
3月17日、 業界団体の国際航空運送協会(IATA)は、新型コロナウイルス感染の影響で、現在の国境封鎖が10月まで完全に解除されない恐れがあるとし、航空業界への追加支援を行うよう各国政府に呼び掛けた写真は2017年12月、スイスのジュネーブで撮影(2021年 ロイター/Pierre Albouy)
[ロンドン/ワシントン 17日 ロイター] - 業界団体の国際航空運送協会(IATA)は17日、新型コロナウイルス感染の影響で、現在の国境封鎖が10月まで完全に解除されない恐れがあるとし、航空業界への追加支援を行うよう各国政府に呼び掛けた。
これに合わせて、年次総会の開催を6月から10月に延期する計画も明らかにした。
欧州の航空各社は、夏の行楽シーズンが業績の鍵を握ると強調。ジュニアック事務総長は、各国政府から直接支援や賃金補助、税負担の軽減、融資などを通じてすでに2250億ドルが提供されているものの、さらなる支援が必要と訴えた。
こうした中、米国旅行協会(USTA)は、米国民が昨年支払った旅行費用がコロナ禍で4920億ドル減少したと明らかにした。

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