去年元日の能登半島地震で、能登空港は滑走路に亀裂が入るなどの被害を受けたため、応急の復旧工事を行って定期便を運航しています。
本格的な復旧を目指す国土交通省は24日から主要施設の工事を始め、このうち滑走路に隣接する「エプロン」と呼ばれる飛行機の駐機場で作業を行いました。
地震の影響で、「エプロン」はコンクリートの舗装に3センチほどの段差ができたため、新たに造り直す必要があるということで、24日は大型機械を使って厚さ40センチほどの舗装を砕く作業が進められました。
国土交通省は今後、全長2キロある滑走路などの工事も進め、来年3月までに本格復旧の工事を完了させる方針です。
国土交通省能登港湾空港復興推進室の美野智彦室長は「能登空港は、ボランティアや復興ツアーの観光客など、能登を訪れる人の玄関口となっているので、災害前と同じように安心して利用してもらえるよう復旧工事を進めたい」と話していました。
能登空港 滑走路など主要施設の本格復旧工事始まる
能登半島地震で大きな被害を受けた石川県輪島市の能登空港で、滑走路などの主要施設の本格復旧工事が24日から始まりました。