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MSCクルーズ、那覇発着5万人乗船、祝賀会を開催
MSCクルーズジャパンが20 日、那覇市内のホテルで関係者向けに那覇発着クルーズの祝賀会を開催した。沖縄の港湾関係者、旅行会社、ツアーオペレーターなどのグランドスタッフ、サプライヤー、さらに全国区の旅行代理店、他県の港湾関係者など300人以上が参加した。
同社が運航する「MSCベリッシマ」の那覇発着クルーズは2024年1月〜3月、11月〜12月の約5カ月にわたり、合計22本実施した。日本からは約5万人、海外からのインバウンドは82カ国5万人が乗船するという成功を果たした。
MSCグループクルーズ部日本・韓国・東南アジア社長のオリビエロ・モレリ氏は、「夏季にクルーズを販売するのは簡単だ。しかし冬季にクルーズを企画し、販売するのは非常に困難だ。岸壁に立てたテントは他の客船も使うようになり、新しい需要を生んだ。さらに北海道から鹿児島まで25以上の空港とネットワークを結び、新しい乗客の送客もできた。そして閑散期の沖縄で旅行会社、バス会社などとともに利益を上げることができた。今後、新しいターミナルができるなどうれしいニュースを発表できるかもしれない」とユーモアを交えながら関係者に感謝を述べた。
来賓参加した玉城デニー知事(那覇港管理組合管理者)は「MSCクルーズの先進的な取り組みと高品質なサービスが那覇港の魅力向上に多大な貢献をいただいていることに心から感謝する。那覇港からのフライ&クルーズを円滑に実施できるよう、那覇港管理組合として関係行政機関や業界団体との連携を図りながら、引き続き受け入れ体制の構築に取り組んでいく」と意気込みを見せた。
同船の那覇発着は2025/26年冬季は17本を予定しており、寄港地は石垣、基隆、宮古島の4泊5日。MSCジャパンは「那覇発着クルーズは沖縄の魅力的な場所を一度の旅で周遊でき、学生や女子旅など従来のクルーズ層とは異なる若い世代へのアピールに成功、新たなマーケットの開拓ができた。満足度も高く、ロングクルーズを検討するきっかけにもなった」と今年の那覇発着クルーズにもさらなる期待を表明した。
写真:感謝の記念品を交換するモレリ社長と玉城沖縄県知事
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