広島県の「宿泊税」5千円未満非課税へ 「低料金の宿利用に負担感」
興野優平
広島県が導入を検討中の「宿泊税」を巡り、湯崎英彦知事は8日、宿泊料が5千円未満の場合は課税しない方向で検討中だと明らかにした。同日の定例記者会見で「低料金の宿泊施設を利用されている方々の負担感が大きくなる」と述べた。
県は5月、税額を1人1泊あたり200円とする案を、県議会の常任委員会に示し、市町や事業関係者への聞き取りを重ねてきた。修学旅行生についてはすでに課税を免除する方針を決めている。
県によると、他の自治体での例などを参考に、5千円未満としたという。昨年県内で宿泊した人のうち、約1割が5千円未満で宿泊したという。